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2000.6.1
 
 


MPEG向け半導体の実力…

 MPEGといえば、日本企業が先端を走る分野ということになっている。

 MPEG向け半導体の利用先はセットトップボックスやデジタルテレビなので、日本ではまだ市場が開けていない。そのため、日本企業の開発活動は余り活発ではないようだ。製品ラインナップからみると、欧州の半導体メーカーが広くカバーする体制をとっている。
 業界の人の話でも、現時点では、欧州企業のシェアが高い模様だ。

 いよいよ、放送のデジタル化が始まり、MPEG向けも大きく様相を変え始めた。こうなると、開発が楽で、様々な放送規格に対応可能な半導体が登場してくる。当然、シェア変動もありうる。いよいよ、本格的に日本企業が製品を投入してくると見ていたら、早速、世界初というMPEG向け半導体の発表があった。

 2000年3月発表された、富士通のMPEG-2デコーダー製品である。初めてSDRAMを搭載したとのこと。(http://www.fujitsu-fme.com/press/show/php3?arid=176&prid=97)
 驚いたのは、開発は日本でなく欧州のラボという事実。(同社のラボ、マルチメディア・ディベロップメント・センターはフランクフルトに設置されている。)旧態依然たる日本の市場で開発する意味が薄いので、技術開発の中心が海外に移っているのであろう。

 見方によっては、日本国内で開発しなくても、先端を走れるのだから、日本国内のMPEG分野で蓄積されたスキルの価値はそう高いものではなさそうだ。


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