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2002.9.25
 
 


ネットワークプロセッサの戦い…

 2002年に入り、LAN用製品が急速に進歩している。
 メルコは、ベンチマークテストで98.7Mbpsが記録されたルータ「BLR3-TX4」を、従来の安価なルーターとほとんど変わらない、1万円強の価格で販売中だ。今までは、高価で使いづらく、ビジネス用しか考えられなかった高速LANが、誰にでも、すぐに構築できるようになった。(http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/catalog/item/b/blr3-tx4/index.html)

 すでに広く敷設されている光ファイバーを引き込めば、常時40Mbps程度の通信がすぐに現実化する。
 40Mbpsになると、TV放送レベルの情報をインターネットから受信できるから、ストリーミング・インフラが安価に構築できさえすれば、ブロードバンドインターネットは爆発的に普及し、新ビジネスが次々と勃興することになろう。
 逆に、限られた送信者しかいないデジタル電波放送の意味は急速に薄れる。時代の転換点が迫ってきたようだ。

 しかも、同社は、54MbpsのIEEE802.11a対応の無線LAN用製品もラインアップに加えた。こちらは、小売価格が12万円程度と家庭用としては高価である。しかし、買取でなく、リースなら全く問題ないレベルだ。
 ついに、本格的ブロードバンド時代が到来してきたといえよう。

 メルコは高度なパフォーマンスを発揮するために、モトローラのMPC8241を採用したという。これは、PowerPCの32ビット版プロセッサをコアにしており、Green Hills、Metrowerks、Red Hat、Wind Riverといった企業のソフトパッケージから選択利用できる。サポート体制が完備しているプロセッサが選択される訳だ。(http://www.chipcenter.com/networking/products_200-299/prod242.html)

 この分野はネットワークプロセッサー市場と呼ばれており、今後急成長が予想される。このため、BroadcomやConexantといった企業からIntelやIBMまで、数多くの企業がしのぎを削っている。このため、ソフトサポートが急速に充実してきた。
 そこまで踏み込む姿勢を見せないと、この市場から脱落するという熾烈な戦いが始まったようだ。(日本企業のプロセッサとしては、日立のSH-3/4やマイクロ総合研究所のルータに使用されている東芝のTMPR3927AF等がある。)


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