↑ トップ頁へ |
2003.7.20 + 2005.3.15 |
|
|
XMLの時代…2003年7月4日、阪大蛋白質研究所がXMLデータベース化した蛋白質立体構造情報を(Protein Data Bank 米:RCSB、欧:EBI、日:阪大蛋白質研究所)インターネット上で公開した。3か月の実験で、負荷状況や対応スピードを検討するという。 (http://pdbjs4.pdbj.org:8080/index_j.html)XMLは、あくまでもテキスト形態ではあるが、データを構造化して記述しているるので、データベース利用者がデータを再利用しやすくなる。シームレスにコンピュータ情報が移動し、自由な表現形態で情報を見ることができるようになる。 昔は、単なるテキスト情報でしかなかったものが、HTMLの登場で、で表現情報に変わったが、さらにXMLによって意味情報に変わる訳だ。これにより、アプリケーションソフト毎に、専用情報形態が規定されていた状況が終わりを告げる。ワープロ、表計算、等、ソフト毎の専用フォーマットは不要になる。 これで、始めて、本格的なインターネット時代が到来するといえよう。 阪大蛋白質研究所のシステムの構築/運用はNECが担当しているが、データベースソフトはBeaconITだ。 このことが象徴するように、XMLデータベースサーバ市場では、IBM、Sybaseといった、既存のデータベースソフト企業だけでなく、BeaconIT(独「Tamino」)、Progress Software(米、旧eXcelon、「Sonic eXtensible」)のような新興企業が活躍している。 まさに技術と市場の変わり目といえよう。
優れた運用結果がでれば、XMLデータベースサーバが急速に増えるかもしれない。 日本企業はUNIXの流れには乗れなかったが、XML化の流れには乗ることができるだろうか。 ちなみに、XMLツールの主要ベンダーを見る限り、日本IBM以外には、目だった動きは見られない。 --- 読者の方からの間違いのご指摘 (2005年3月15日) --- BeaconITは、SoftwareAG・オブ・ファーイースト・インクが 社名変更した会社で、昔からAdabasの国内総代理店。 Sybaseよりは有力企業と いえるのではないでしょうか。 BeaconITも、企業規模は非常に 小さいですが、創業30年。 新興企業ではありません。 技術力検証の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
|
(C) 1999-2004 RandDManagement.com |