→INDEX ■■■ ジャータカを知る [2019.4.25] ■■■ [46] 鶉 インドではこんなところか。 ▲チベット山鶉Tibetan partridge/高原山鶉 ▲茶頭深山竹鶏{テッケイ}Hill partridge/環頸山鷓鴣 ▲雲南小綬鶏Mountain bamboo-partridge/棕胸竹雞 ●ヨーロッパ鶉"common" Quail/鵪鶉 ●鶉Japanese quail/日本鵪鶉 ●胸黒鶉Rain quail/K胸鵪鶉 ●姫鶉Blue-breasted quail/藍鵪鶉 ●藪鶉Jungle bush-quail/n.a.(叢林鶉系) 《インド固有種》 ●岩藪鶉Rock bush-quail/n.a.(叢林鶉系) ●彩色藪鶉Painted bush-quail/n.a.(叢林鶉系) 鶉が食用として知られている理由は、ユーラシアの広い地域に沢山棲息していたからというだけでなく、遠くへは飛べないのでつかまえやすかったからでは。それに、丸焼きすればすぐに食べれる手頃感がある。 モーゼの出エジプトでは鶉の大群が宿営にやってくる。飢え死にさせるのかとのイスラエルの民の不平に応えるシーンであり、朝はパンで夕は肉というのがこの民の基本スタイルだったらしい、 インドももともとは肉食主体だったのだろう。鶉捕り業者がいたのだから。 [#33]鳴き真似でおびきよせ一網打尽にする猟が得意な鶉捕りがいた。そこから逃れるため、一致協力して網を持ち上げればよいということで、しばらく上手くいった。猟師はどうせそのうち仲たがいと見ていたが、その通りに。 [#118]鶉捕りは沢山捕獲して売る前に家で太らせていた。その目的を理解した一羽は絶食しガリガリに痩せることを目指した。他の鳥は売られたが、逃れることができた。 たいした餌なしでも、太ってくることがよく知られていたようだ。 [#394]油脂やバターまで摂る烏は、森で肥っている鶉を羨ましがる。しかし、その食餌内容は雑草と種。日々、危険な連中といて神経をすり減らし、食べ物にも満足しないから太れないのである。 ただ、食われる一方ではあるものの、賢い鳥であるとのイメージはあったようである。森に入ると、一列縦隊で親の後に従う姿をよく見かけていたからだろう。 [#168]父祖伝来の摂餌場外での餌獲りを試みた鶉がいた。早速、隼に捕まってしまう。機転をきかせ、ここなら簡単に捕まえられると思わせ、土塊に激突させることに成功。 [#357]雛の育児中で象の大群到来。王に頼んで護ってもらったが、その後孤立象が。非情にも意図的に踏みつぶしてしまった。復讐を、烏(眼を潰す。)、青蝿(眼に卵を産む。)、蛙(鳴いて水場と思わせ崖から落とす。)に頼んで果たす。 [#35]鶉が森で雛を育てていた。そこに山林火災勃発。住んでいる鳥は皆逃亡。雛には飛ぶ力も歩く力も無いので、親も去るしか手無し。残された雛は必死に祈った。結局、火はすぐ手前で消えてしまった。 →ジャータカ一覧(登場動物) (C) 2019 RandDManagement.com →HOME |