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■■■ ジャータカを知る [2019.5.20] ■■■
[71] エピオルニス & カポック
エピオルニスAepyornisは17世紀迄は確実にマダガスカル島に棲息していた、頭頂高3m体重0.5tと巨大な絶滅鳥。その卵は鶏卵の180個分と、駝鳥の比ではない。もちろん飛ぶのは無理である。
インドとマダガスカルは古代から海流で結ばれていたこともあるし、象同様に古代生物種が共通していておかしくないから、古代インドでもこの鳥の存在が知られていた可能性があろう。

この巨大鳥はシンドバッドの冒険に登場することで有名なロック鳥roc bird/西方的大鵬のモデルと言われている。その元ネタはペルシア〜アラブに広く伝わる伝承話で、雛への餌に象を爪で持ち上げて運ぶ巨大鳥がいるというのである。

英訳ジャータカには、このロック鳥が登場してくる。
[#412]綿樹頂譚
綿樹cotton-treeの天辺に樹木の精霊(spirit)が棲み、そこにロック鳥の王A king of the rocsが飛んでくるのである。流石に、象を落とすようなことはないが、1,000尋(1.8m)もの大蛇の王の尾を咥えて飛ぶ。逃げるべく、ベンガル菩提樹Banyan-treeにつかまろうとしてもこの巨大鳥に対しては余りに非力。結局、蛇王は腹を割かれて食べられてしまうのであった。
この様子を見た樹木の精霊は、綿樹の幹に落ちるこの鳥の糞から、ベンガル菩提樹か無花果の木が育つと予言。・・・

尚、綿樹cotton-tree=カポック or パンヤの木Kapok/吉貝(木棉)

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