→INDEX

■■■ ジャータカを知る [2019.5.26] ■■■
[77] ベンガル柿樹
ベンガル柿Malabar ebony/高棉黒柿は常緑高木樹。

ジャータカでは、樹冠は枝が数多く分岐し葉が密生することが描かれている。
どのような経緯で生物分類名(Diospyros embryopteris=malabarica)がつけられたのか知らないが、属名はゼウスの穀物という意味だから、ジャータカで描かれているように美味い果実なのだろうが、渋味が失われているタイプはそう多くは無いのでは。
従って、そのような樹木を持つ村は大事にしていた筈であり、猿も隙あらばと狙っているのは間違いない。

[#177]ティンドゥカTIṆḌUKA/鎮頭迦樹
猿の群れが甘柿を食べていたら村人に囲まれてしまった。リーダーはパニックにならぬように配慮したうえ、甥の力を得て無事乗り切る。要するに、火事のような、猿退治どころではない難事を起こさせたのである。

[#520]GAṆḌATINDUKA/結節鎮頭迦樹神
国王は、ベンガル柿樹の神性(divinity)からの指摘を切欠に、自分が人々を荒廃させており、呪われていることに気付く。
もちろん、その神性は釈尊の前世。

  →ジャータカ一覧(登場動物)

 (C) 2019 RandDManagement.com    →HOME