家庭用AV機器の研究開発(7)…


 以上述べてきた動きを的確に捉え、ビジネス・チャンスを生かす企業と、流れに乗れず衰退する企業に2分される時代が始まったのである。

 それでは、流れに乗るためには何をすべきか。

 一番重要なのは、相反する2つの変化の潮流があることを認識し、自社は、どちらの流れを支持するのか明確にすることだ。1つは現在の産業構造を土台一変させる動きであり、もう1つは現行構造の鍵となる部分を温存しながら構造変化させる動きだ。

 どちらの流れに乗るかを決めなければ変化の激しい時代であるから、研究開発の方向性が決まらず右往左往しかねない。

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