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■■■ 「古事記」解釈 [2022.4.30] ■■■
[484]在有居坐は類語では無い
存在するという意味の言葉にはよく似た動詞がある。概念的な峻別が結構難しいと感じる人も少なくないといわれている。
   在る 有る 居る 御座る

「古事記」が対応する語彙はどうなっているか見てみたい。
   (〜に)アり アり ヲり イマす

太安万侶は4語をしっかりと峻別していることがわかる。流石。・・・

≪在[𠂇+丨+土]
 【語源】存
  [呉音]ザイ
  [漢音]サイ
  [唐音]ツヱ
  [訓]あ-る/あり ま-す

(〜に)アりの用法・・・
 <御陵在〜>
 <[神/人/物]在>
 老夫與老女二人 呉公多 故以爲於此國道速振荒振國神等之多 於其河邊山由理草多
 <[神/人/物]在[place]>
 僕淤岐嶋 隨其族悉率來 赤猪此山 此者美濃國藍見河之河上 伊須氣余理比賣其中 是其伊須氣余理比賣命之家狹井河之上 率遊其御子之状者於尾張之相津 多其國 亦所纒其御裳之石者筑紫國之伊斗村也 多猪鹿 此天皇求其父王市邊王之御骨時淡海國
 <他>
 成成不成合處一處 成餘處一處
 病臥

 取
其坂本桃子三箇
 
"祁理"
 不可
此國
 河上
鳥髮地
 我之女者自本
八稚女
 
都牟刈之大刀
 於是

 我姉石長比賣

 
其室待"伊那流"
 此者爲
山代國
 又
甜白檮之前葉廣熊白檮
 其老所


≪有[月+𠂇[=又/手]]
 【語源】不無
  [呉音]
  [漢音]ユウ(イウ)
  [訓]あ-る/あり も-つ たも-つ

アりの用法・・・
 <[place]有[人/物]>
 傍之井上湯津香木 於井光 仰見者麗壯夫 若人門外哉 吾門麗人 作筌取魚人 於宇陀兄宇迦斯 此間媛女 此王二女 於是神壯夫 西方熊曾建二人 於此野中大沼 火打其嚢 西方國 登高地見西方者不見國土唯大海 茲山忿怒之大猪 新羅國一沼 於是二神 免寸河之西一高樹 我者一長病 河邊洗衣童女 吉野川之濱童女
  [順序違い]
其自所向之山尾 登山上人
 <[省略]有[人/物]>
 歸來神 光海依來之神 專平其國之横刀 信横刀 麗美壯夫 誠驗者 又昔新羅國主之子 亦一賤夫 變三色之奇虫 上堅魚
  [特別]
人坐
 <有[心情]>
 或邪心者 故即得后之心 令治天下之心也 殺其弟皇子之情 汝所思乎 何所思 詔吾恆所思 還爲邪心乎 怠緩之心 應白事
 <若有>
 若何由故 若由哉 若取此鉤魚乎 若取此鉤魚乎 若未誨乎 詔若急事 若賢人者貢上 有此家乎
 <[人/物]有[人/物]>
 汝者此間者
 亦我子
建御名方神
 汝者雖
手弱女人
 又問
汝之兄弟乎
 <他>
 "伊多久佐夜藝弖""祁理"告 而
 我子者不死
"祁理"
 亦
可白子乎
 於是

 將
味御路
 如此之夢 是
何表也
 必
是表焉
 僕
白言
 不失猶

 若汝
得此孃子者
 爲吾雖
大功
 若疑
如此大命
 奴
者隨奴不覺而
 恐我大神
"宇都志意美"者

≪居[尸+古]
 【語源】脛蹲踞踞⇒居住
  [呉音]
  [漢音]キョ
  [訓]い-る お-る お-く/おき すえ ぐ

ヲりの用法・・・
 <[人]居>
 大雷 火雷 拆雷 若雷 土雷 鳴雷 伏雷 并八雷神成
 
天之八衢 忌瓮 於沙庭 玖訶瓮 竈傍
 冰椽"多迦斯理" 而

 鳴女 自天降 到
天若日子之門湯津楓上
 塞道
故 他神不得行
 故 爾 懼 而 退

 吾御子爲天降之道 誰如此 而

 所以出

 故 其沈
底之時名
 泣患
海邊之時
 作室以

 謂
寤清泉也
 飛
其磯之時

≪坐[土+从]
 【語源】土上二人対坐
  [呉音]ザウ
  [漢音]
  [訓]すわ-る おわ-す そぞろに ましま-す

イマすの用法・・・
 <〜坐>
 獨神成 天降 然後還 神避 成神名・・・ 降
 内告者因吾隱
 貴神 臨(之時) 出(之時) 白然者恐 其地作宮
 八十神
 須佐能男命所(之根堅州國) 氷椽多迦斯理而也 常堅不動 有人
 騰
 還下之 鎭 默 控 露呉床 未寤 左右膝上
 二柱
 五柱
 云三年雖
 於筑紫之岡田宮一年/七年/八年
 (一宿)御寢

 <坐[場所(宮etc.)]>
 ・・・(也)
 將上
倭國 故入產殿 渡于常世國 入其野 下其上
 <名称>
 額田部湯連 阿禮 日子
 定大
坐若湯
 若
出雲之石𥑎之曾宮
 <他>
 入來之事恐
 謂塞
黃泉戶大神
 刺"許母理"

 我君者不死
"祁理"云
 不平
良志
 出行之時毎到

尚、「万葉集」では歌のリズム維持のために音が音便的に変えられていてよくわからない。いずれも音素文字というよりは、半訓文字に映る。
大君は 神にしませば[神尓之者][[巻三#241]  神さびに 斎きいますと[伊都伎等][[巻三#429]  斎瓮を 前に据ゑ置きて[前置而][[巻三#443]  幸くいまして 早帰りませ[速歸勢][[巻五#894]   我れ立ち待たむ 早帰りませ[速歸勢][[巻五#895]  にほ鳥の ふたり並び居[布多理雙][巻十八#4106]

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