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■■■ 「古事記」解釈 [2023.10.1] ■■■
[822] 太安万侶:「漢倭辞典」🎤
小生は、漢語・欧米語・日本語は根幹から異なっていると確信している。
新宿御苑は地下鉄で楽に行けるのでお散歩コースに取り入れていれており、そこでの実感から。時間帯にもよるが、幼児団体的な入園者を除けば、ほとんど非団体であり、うち7割はバラエティに富む非日本語話者。それを聴きにゆく訳ではないが、背景音として耳に入ってくるので、日本語の特徴はすぐにわかってくる。
(有料なので、群れたがるChildishなタイプと、反社会的勢力風体愛好者が少なく、概ね落ち着いた会話なので、単語を聞き取るつもりがないと、音の傾向比較はし易い。驚いたことに、韓国語を除けば、言語と見かけの人種的推定母語が一致しないことも少なくない。)

なんといっても、中国語と韓国語は概して耳に付くと言うか、極めて五月蠅い。二人なら、普通はヒソヒソ会話だからこそ楽しいのではないかと思うが、姿勢が、全く逆だからだ。
これに比べると、欧米語は、これも予想に反して、日本語より静かなので驚かされる。リズムとアクセントを感じさせるし、時に独特の発音も入るので、バックグラウンド音としては悪くない。つまり、日本語は音が平坦で、結構強い音で話している印象を覚えることに。
ところが、そこで、母国語と認識して言語として聴こうとすると、その心的情景は一変。
日本語のアクセントを感じるとることになるからだ。但し、それは単語内での有効性(語彙識別用)でしかなく、文章全体に影響を及ぼさない程度に抑えられていることがわかる。会話自体での、アクセントの役割は僅少な言語なのだ。従って、アクセントが矢鱈目立つ中国語と韓国語に違和感を覚えざるを得ないのだと思う。

一方、リズムの方だが、多音節語彙が並んでいて、そこに強弱を感じさせる発声をしてればが、リズム感溢れる様に映って当然だと思う。それはある意味文法耳とも言える。最小単位音を1音節とみなす日本語は単調な音そのものと感じて当然だろう。

しかし、拍音リズムがあると意識し始めると聴こえ方が俄然違ってくる。音の高低を捨象した、鳥の鳴き声的なリズムの世界を実現しているようにも思えてくるからだ。
これを意識した会話言語が日本語の祖語だとすれば、現代語より、ずっと静かでゆったりと語っていた可能性が高かろう。
(そう思うのは、現代の東京方言の変質している様子を眼前にしているからでもある。例えば、動物園の現象で云えば、動物にはほとんど関心が無い幼児が目立つということ。子供は、ただただ親の注目を引き付けたいだけで、他になんの興味もない状態。そのため、しばしば猿子的緊急金切り声を出したり、早口で何事か訳のわからぬ発声をすることになる。集団のなかで注目を浴びたいための挙動としては、現代日本ではなんら珍しくはなくなってしまったが、親子間でもそれが言語習慣になっている訳で、日本語は大変身を遂げつつあるのは間違いなさそう。子の言語は親真似でしかないのだから。)
気になったので、小生規準の超a ballpark estimateではあるが、欧米語1音節=日本語1拍的な発声速度を比較してみた。語彙形成の違いもあろうが、予想と違い、日本語の方が高速のようだ。(考え違いしていたが、関西弁系も東京弁よりゆっくりでは。)
倭語は動詞語であり、構造型の文章ではないから、最後まで文章をよく聞いて欲しいタイプ。はしょって早口でまくしたてる話法には向いていない。最後の最後の一語でようやくにして言いたいことが判明する文法だから、急いで喋るなど、相手を無視した語りになってしまうからだ。
しかし、何時ごろかわからぬが、真逆に舵を切ったようだ。

ちなみに、発声上での差異表現を一般論的に整理すると以下の様になる。日本語は厳選された母音の安定的発声を最優先せざるを得ないので、できれば、④と❸以外は、文章に持ち込みたくないだろうが、それが変わりつつあることになろう。・・・
 ❶リズム(拍/音節の円滑連続性と特異箇所)
  ①音程の高低(イントネーション[抑揚:ピッチパターン])
  ②音量的強弱
  ③発語速度(語彙/母音発音所要時間)
  ④音節・語彙・句間の接音(息継ぎ的)
 ❷独特な発声調子(アクセント 声調 等々)
 ❸素音の欠落や例外的発音(@拗音・撥音・長音)

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