→INDEX ■■■ 「古事記」解釈 [2023.10.4] ■■■ [825] 太安万侶:「漢倭辞典」🎯 最初は、毛沢東のクーデターを造反有理と喧伝したマスコミの影響だろうが、その後中国語文章を普通に見かけるようになって、最初に用法がわかる文字だったので自然と使われる様になったのだろう。 ただ、誰も知っているのが、全く別な字義の< 国史には名称由来譚が収載されており、氏族名称の読みも "まと"は本来なら< ・・・こんなことをすぐに書ける位に、この文字は知られているが、「古事記」では"的臣"以外には一切用いていないし、「萬葉集」もそれに倣うかの様に非使用。 卓見だと思う。 ≪的≫_1 [呉音]チャク n.a.…扚の音と同じということだろうか。 [漢音]テキ 漢語導入現代語の音 構造(修飾の名詞節化)助詞"de"の格助詞化…保有・所属・傾向 句尾の語気的助詞を接尾辞化し形容動詞化 熟語パーツ 現代俗語の音 [訓] まと…[漢字語義]一部を取り出して明白にする。⇒㢩 あき(らか) n.a.…[漢字語義]白色。⇒旳 あて…[漢字語義]希望到達地点/目的 ゆくは(=由く-は) 漢語<的>の類語としては、唐代では<底>であるし、構造助詞では<地>だが、どちらも倭語としての全く別な字義との混同が発生してしまうから不適。漢語で文法文字として使える、<之>と<者>で代替したくなって当然。 (C) 2023 RandDManagement.com →HOME |