■■■ 「古事記」叙事的訓読  ■■■
㊥⓫伊久米伊理毘古伊佐知命㊂本牟智和氣御子
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-----①御子眞事とはず-----
7 故かれ 率遊→・→➰其そ_の御子みこ_を
6       ←・←ゐ・あそば-し之し(○)
7          狀さま者は在→*➰於→尾張をはり之の
6   相津あひづ←に*←あ-る(○)
7    二俣ふたまた榲すぎ_を
5     作→➰二俣ふたまた_の
7      小舟をふね_に←つく-り_て而ー
5  持も-ち上あ-げ來き
7   以 もちて浮→➰倭やまと之の
5      市師いちし池いけ
7        輕かる池いけ_に←う-け
5 率遊→・→➰其そ_の御子みこ_を
5       ←・←ゐ・あそば-す
5 然 しかれども
4 是こ_の御子みこ(○)
6   八拳やつか_の鬚ひげ(○)
5    至→*➰于→心前むなさき←に
7      *←いた-る_も眞事まこと
5        とはず登波受 故かれ
7 今いま 聞→➰高たか-く往ゆ-く
4     鵠くくひ之の(○)
5      音こゑ_を←き-き
4        始はじめ_て(○)
5          為→➰あきとひ阿芸登比←す
-----②山邊大鶙追尋鵠-----
3 爾ここに(○○)
5 遣→➰山やま_の邊へ之の
5    大鶙おほたか_を
4      ←つか-はし
5       令取→1→2➰其そ_の鳥とり_を
4            2←と-ら1←し-む(○)
6 故かれ是こ_の人ひと(○)
6   追尋→・→➰其そ_の鵠くくひ_を(○)
5    ←・←お-ひ・たづね
5     自→木き_の國くに←ゆ
7     到→➰針間はりま_の國くに_に
5       ←いた-り 亦また
7     追越→・→➰稻羽いなば_の國くに_を
5       ←・←お-ひ・こ-え_て
4   卽すなはち(○)
7     到→➰旦波たには_の國くに_に
7     多遅麻たぢま_の國くに_に
3       ←いた-り(○○)
7  追廻→・→➰東あづま_の 方かた_を
5       ←・←お-ひ・めぐ-り
7     到→➰近ちか_つ淡海あふみ_の
7         國くに_に←いた-り_て
4   乃すなはち(○)
7     越→➰三野みの_の國くに_を←こ-え(○)
7     自→尾張をはり_の國くに←ゆ
6       傳つた-ひ以もちて(○)
7     追→➰科野しなの_の國くに_に
5       ←お-ひ 遂ついに
6     追到→・→➰高志こし_の國くに_に(○)
5       ←・←お-ひ・いた-り而ー
4  於→和那美わなみ之の(○)
4      水門みなと←に(○)
5       張→➰網つな_を←はり
5   其そ_の鳥とり_を
7     取→➰←と-り_て 而ー 持も-ち上あ-げ
7       獻 まつ-る 故かれ 號→➰其そ_の
7           水門みなと_を←なづ-け
4            謂→➰和那美わなみ之の(○)
6               水門みなと_と←い-ふ 也ー(○)
7  亦また 見→➰其そ_の鳥とり_を
3     ←み_れ者ば(○○)
6       於→*思→➰物もの言い-はむ_と(○)
4         ←おも-へ*←ど・と 而ー(○)
7             如→思おも-ふ_が←ごとく
3    爾ここに(○○)
6    勿→言い-ふ事こと←なし(○)
-----③祟出雲大�~-----
3 於是ここに(○○)
7 天皇すめらみこと_は
4   患 わづら-ひ(○)
4     賜たま-ひ_て而ー(○)
5       御寢みね_(せ)之し時とき
4  覺→*➰于→御夢みいめ←に(○)
7     *←あらは-れ曰まをす
 「
5   修理→・→➰我わが宮みや_を
7    如→#天皇すめらみこと之の
7     御舍みあらか_が#←ごと(く)
5      ←・←つくろ-へ者ば
7    御子みこ_は必かならず
7        眞事まこと_をとはむ登波牟
              」
7 _と 如→此こ_の←ごとく_に
7    覺あらは-る時とき_に
5       布斗摩邇々ふとまにに
5         占相うらな-ひ_て 而ー
5             求ま-ぎ_たま-ふ
 ≪
7   何 いかなる⇔�~かみ之の
4    心こころ⇔や(○)
      ≫
3 爾ここに(○○)
 ≪
7   祟たたり_は出雲いづも_の
5     大�~おほかみ之の
4       御心みこころ(○)
         ≫

7 故かれ 其そ_の御子みこ_を_(して)
7  令拜→1→2➰其そ_の大�~おほかみ_の
3   宮みや_を(○○)
6    2←をろが-ま1←し-め
3 將まさに(○○)
7  遣つかは-し之し時とき
 ≪
  令副→1→2➰誰人たれ⇔_を
   2←そ_は1←し-め者ば
    吉よし_⇔や
      ≫
3 爾ここに(○○)
7   曙立あけたつ_の王みこ
5      食→➰トうら_を←を-す(○)
----------④曙立王・菟上王
2 故かれ(○○○)
7 科→➰曙立あけたつ_の
7   王みこ_に←おほ-せ_て
3      令→➰うけひ宇氣比(○○)
5         白まを-さ←し-む
 「
7   因拜→1→2➰此こ_の大�~おほかみ_を
7     2←をろがむ_に1←より
7       誠まことに有→➰驗しるし
5         ←あ-ら者ば 住→➰是こ_の
5     鷺たか_の巢す_の
5       池いけ之の樹き_に
5         ←す-む鷺さぎ乎を
7           うけひ宇氣比_に落おと-せ
                 」

7 如→此こ_の←ごと_に
7   詔のたま-ひ之し時とき
4   うけひ宇氣比_に(○)
4     其そ_の鷺さぎ(○)
7       墮→➰地つち_に←お-ち死し-す
7 又また 詔のたまはく之ー
 「
7   うけひ宇氣比_に活いけ-よ
         」
5 爾ここに_て者ば
7 うけひ宇氣比者は更さらに
4     活い-く  又また(○)
7 在→➰甜あま白檮しらかし之の
5    前さき_に←あ-る
4      葉廣はひろ_の(○)
6        熊くま白檮しらかし
4  令→➰うけひ宇氣比_に(○)
5      枯から-し←し-め
6 亦また 令→➰うけひ宇氣比_に(○)
7      生お-ひ←し-む 爾ここに
7 名賜→・→➰曙立あけたつ_の王みこ
7     ←・←な-づけ・たま-ひ_き
3  謂→➰倭やまと者は(○○)
5    師木しき_のとみ登美
7        豐朝倉とよあさくら_の
5            曙立あけたつ_の
5               王みこ_と←い-ふ

4 卽すなはち(○)
7 曙立あけたつ_の王みこ_(と)
7 菟上うなかみ_の王みこ_(の)
5   二ふた王みこ_を
7    副→其そ_の御子みこ_に←そへ
7         遣つかは-し_し時とき(○)
4 自→那良なら戸と←ゆ(○)
4   遇→➰跛あしなへ(○)
6     盲めしひ_に←あ-ひ
6 自→大坂おほさか戸と←ゆ(○)
6   亦また 遇→➰跛あしなへ(○)
4     盲めしひ_に(○)
5        ←あ-ひ_たまふ
4 唯ただ木戸きと(○)
7  是こ_れ掖月わきづき之の
4    吉よき戸と_と(○)
4      トうら-へ_て而ー(○)
7         出行いでま-し之し時とき
7    毎→到いた-り坐ましま-す
6      地ところ←ごと_に(○)
5        品遅ほむち部べ_を
6          定さだ-め_たまふ也ー(○)
-----⑤岐比佐都美・長穗宮-----
2 故かれ(○○○)
7 到→*➰於→出雲いづも←に*←いた-り
5   拜訖→・→➰大�~おほかみ_を
7     ←・←おろが-み・を-へ_て
7         還かへ-り上のぼり之し
7          時とき 肥河ひのかは之の
6    中なか_に 作→➰�Kくろ-き(○)
7     樔橋すばし_を←つくり
5      仕奉→・→➰假宮かりみや_を
7          仕つか-へ奉まつ-り_て而ー
5             坐ましま-す
3 爾ここに(○○)
7 出雲いづも_の國くに_の
7   造みやつこ之の祖おや
7     名な_は 岐比佐都美きひさつみ
7       餝→➰青葉あをば_の山やま_を
4            ←かざ-り_て 而ー(○)
7 立→➰其そ_の河下かはしも_に
6       ←た-てり 將まさに(○)
5 獻→➰大御食おほみけ_を
5      ←まつらむ_と
4        _せ之し時とき(○)
4 其そ_の御子みこ(○)
7   詔→➰言(み)こと_を←のたま-ふ
 「
7   是こ_れ 於→河下かはしも←に
7       青葉あをば_の山やま_の
6          如ごとく_なる者は(○)
5     見→➰山やま_に←み-え_て
6      非→山やま_に←あらず(○)
7   若もしや⇔ 坐→➰出雲いづも之の
4       石𥑎いはや之の(○)
5        曾そ_の宮みや_に
4         ← ましま-す(○)
7          葦原あしはら色許男しこを_の
7           大�~おほかみ 以もちて
4     伊都玖之いつくし(○)
4      祝はふり_の(○)
5       大廷おほには 乎⇔や
           」
7 _と問と-ひ賜たま-ひき也ー

3 爾ここに(○○)
6 所遣つかはされし(○)
7   御伴みとも_の王みこ等ら
7     聞き-き_て歡よろこび
7      見み_て喜よろこび_て 而ー
3 御子みこ者は(○○)
5   坐→➰檳榔あぢまさ之の
7      長穗ながほ_の宮みや_に
5         ←ましま-し_て而ー
7  貢上→・→➰驛使はや(う)まづかひ_を
3   ←・まつ-り・(○○)
5    ・←・のぼ-ら_しむ
-----⑥肥長比賣-----
7 爾ここに 其そ_の御子みこ
7  一宿ひとね_に婚→➰肥長ひなが
6        比賣ひめ_と←よば-ふ(○)
6 故かれ 竊ひそか_に(○)
7   伺→➰其そ_の美人くはしめ_を
5       ←うかが-へ者ば
7         蛇をろち也ー 卽すなはち
7   見畏おそりら-れ遁逃にぐ
5 爾ここに 其そ_の
5   肥長ひなが比賣ひめ
5     患わづら-ひ_て
5      海原うなはら_を
6       光て-らす自←船ふね←ゆ(○)
5         追お-ひ來き-たり
7 故かれ �uますます_に
5    見畏おそりらる
3 以もちて(○○)
6  自←山やま_のたわ多和←ゆ(○)
7    引越→・→➰御船みふね_を←・←ひ-き・こ-し
5           逃に-げ上のぼ-り
5              行いでま-し_き 也ー
3 於是ここに(○○)
5 覆 かへりこと
5  奏 すす-み言い-ふ
 「
5   因→拜→*➰大�~おほかみ_を
7     *← おろがむ_に←より
5   大おほ御子みこ_は
7     物もの詔のたま-ひ_し
2   故ゆゑ(○○○)
7     參まゐ上のぼ-り 故けり
         」
2 故かれ(○○○)
7 天皇すめらみこと_は
5  歡喜よろこ-び_て
4 卽すなはち(○)
5  返→➰菟上うなかみ_の
6   王みこ_を←かへ-し(○)
5    令造→1→2➰�~宮かむみや_を
5      2←つく-ら1←し-む

3 於是ここに(○○)
7 天皇すめらみこと_は
7 因→其そ_の御子みこ_に←よ-り
5  定→➰鳥取ととり部べ_と
5    鳥甘とりかひ部べ
5    品遅ほむち部べ_と
5    大湯おほゆ坐ゑ_と
5    若湯わかゆ坐ゑ_を
7      ← さだ-め_たま-い_き

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