「古事記」[[御子]沼名倉太玉敷命]

■■■　「古事記」叙事的訓読　■■■

㊦㉚ [御子]沼名倉太玉敷命㊀他田宮
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₂ 御子みこ(○○○)
₇ 　沼名倉ぬなくら＿の太ふと
₅ 　　玉敷たましき＿の
₄ 　　　命みこと＿は(○)
₇ 　　坐→➰他田をさた＿の宮みや＿に
₅ 　　　　←ましまし＿て
₅ 　　治→➰天あめ＿の下した
₇ 　　　←をさめ＿たまひ＿て
₇ 　　　　壱拾とを＿とせ＿あまり
₅ 　　　　　肆よ＿(つ)歲とせ＿なり

₅ 娶→➰庶妹ままいも＿の
₇ 　豐御食炊屋とよみけかしや
₇ 　　比賣ひめ＿の命みこと＿を
₅ 　　　　←め-あはせ＿て
₃ 生→➰御子みこ＿の(○○)
₇ 　靜貝しづかひ＿の王みこ＿(を)
₅ 　　亦また＿の名な＿は
₇ 　　　　貝鮹かひたこ＿の王みこ＿(を)
₇ 　次つぎ＿(に)竹田たけだ＿(の)王みこ＿(を)
₅ 　　亦また＿の名な＿は
₅ 　　　　小貝をがひ＿(の)王みこ＿(を)
₂ 　次つぎ＿(に)(○○○)
₇ 　　　小治田をはるた＿の王みこ＿(を)
₂ 　次つぎ＿(に)(○○○)
₇ 　　　葛城かづらき＿の王みこ＿(を)
₇ 　次つぎ＿(に)宇毛理うもり＿(の)王みこ＿(を)
₇ 　次つぎ＿(に)小張をはり＿(の)王みこ＿(を)
₇ 　次つぎ＿(に)多米ため＿の王みこ＿(を)
₇ 　次つぎ＿(に)櫻井さくらゐ＿の
₅ 　　　玄ゆばり＿(の)王みこ＿(を)
₅ 　　←う-み＿たま-ふ

₅ 又また　娶→➰伊勢いせ＿の
₇ 　大鹿おほか＿(の)首おびと之の
₅ 　　女むすめ＿の(○)
₅ 　　　小熊子をくまこ＿の
₅ 　　　　郎女いらつめ＿を
₅ 　　　　　　←め-あはせ＿て
₃ 生→➰御子みこ＿の(○○)
₇ 　布斗比売ふとひめ＿(の)命みこと＿(を)
₇ 　次つぎ＿(に)　寶たから＿(の)王みこ＿(を)
₅ 　　亦また＿の名な＿は
₅ 　　　糠代ぬかしろ＿の
₅ 　　　　比賣ひめ＿の王みこ＿(を)
₅ 　　　　　←う-み＿たま-ふ

₇ 又また　娶→➰息長おきなが＿の
₇ 　眞手まて＿(の)王みこ＿(の)女むすめ＿(の)
₇ 　　比呂ひろ比賣ひめ＿(の)命みこと＿(を)
₅ 　　　　　　←め-あはせ＿て
₇ 生→➰御子みこ＿の　忍坂おしさか
₇ 　日子人ひこひと＿(の)太子みこ＿(を)
₅ 　　亦また＿の名な＿は
₅ 　　　麻呂古まろこ＿(の)王みこ＿(を)
₅ 　次つぎ＿に　坂さか＿(の)
₅ 　　騰のぼり＿(の)王みこ＿(を)
₇ 　次つぎ＿(に)　宇遲うじ＿の王みこ＿(を)
₅ 　　　　　←う-み＿たま-ふ

₅ 又また　娶→➰春日かすか＿(の)
₇ 　中なか＿つ若子わくご之の
₇ 　　女むすめ　老女子おみなこ＿(の)
₅ 　　　郎女いらつめ＿を
₅ 　　　　　　←め-あはせ＿て
₇ 生→➰御子みこ＿(の)難波なには＿(の)王みこ＿(を)
₇ 　次つぎ＿(に)　桑田くはた＿の王みこ＿(を)
₇ 　次つぎ＿(に)　春日かすか＿の王みこ＿(を)
₇ 　次つぎ＿(に)　大俣おおまた＿(の)王みこ＿(を)
₅ 　　　　　←う-み＿たま-ふ

○一般には、糠"手"とみなし、糠代ぬかでと読むことになっている。

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