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2000.10.29
 
 


「評論家」から学ぶ…

 商品企画経験豊富な人達と懇談した。現場で日々苦闘する企画マン(ウーマン)達はよく勉強する。考え方も柔軟で、他人の意見を素直に取り入れる。

 彼等によれば、「評論家」の話しは常に注目しているという。素早くジャーナリスティックな話題を取り上げてくれるから、意見を拝聴するだけでも役に立つという。

 「評論家」の話しを聞くと、古い殻を脱ぎ捨てて変身を図るにはどうすべきか、何時も考えさせられるそうだ。

 「評論家」は実務者とは違い、昔のしがらみがないから、発言は常に新鮮なのだ。現在の流行に合うトピックスを探しだし、「理論」を説明してくれる。内輪話しがおまけについていることも多く、楽しく「時代の波」を勉強できる。

 「評論家」から具体的にどのように学ぶのか、過去の実例で教えてもらった。

 乳酸菌飲料『カルピス』の需要が低下傾向を示していたとき、「評論家」は「消費者の嗜好は変わっており、味が合わなくなった老齢化商品にこだわるべきでない。大胆な新商品展開をしなければ、さらなる沈滞は免れまい。」と説明してくれた。
 次ぎに、『カルピス・ウオーター』のヒットが伝えられたとき、「評論家」は「長年定着したブランド商品を大事にして、若い人に合う爽やかな味を訴求したことが成功の秘訣である。」と解説してくれた。

 生き残るためには、トレンドに合わせることが極めて重要なことを学んだそうだ。


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