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2001.7.1
 
 


外部専門家利用が進まない…

 技術開発・設計の委託・受託の仲介役をされている方からメールを頂戴した。

 外部人材の活用が活発になると予測していたにもかかわらず、一向に人材市場活性化の兆しが見えないという。

 ところが、社員の能力を積極的に社会にアピールすることで社員の活性化を図ろうとする企業は増えている。
 素直に考えれば、この結果、一気に技術者の流動化がおきても不思議ではないのだが、これが全く異なる。
 社員を社会にアピールしている企業が、実は社外専門家の導入には極めて消極的なのだという。これでは、変化はおきまい。

 社外専門家の活用を急ぐべき時代に、日本企業のほとんどは、社内の身内だけで戦おうと考えている。産業の境も消え、グローバルに激烈な戦いが始まっているというのに、社外人材は不要と見ているのだ。

 この現実を知り、仲介役の方は日本の将来に暗澹たる不安を覚えておられるようだ。


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