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2006.1.18 |
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ジーコ・ジャパンのお話…先日、昼飯をとりながら、マネジメント層の方々と、研究開発部隊の力をどう高めるかについて雑談した。と言うと、食事の時間も惜しんで頭を使っている真面目な姿を想像するかもしれないが、全く違う。サッカーW杯ドイツ大会の話から、そちらに向かっただけのこと。 うちの組織をジーコ・ジャパンのようにしたいものだと、ポロっと語った人がいたので、話が盛り上がったのである。どうも、地元チームの熱烈なサポータがいるようで、サッカー論議で大いに盛り上がった。 指摘された“ジーコ監督の方針”がどこまで本当かはわからないが、こんな話がお好きな人が多いようなので、要点をまとめてみた。 T 戦術 ・ 得意技を徹底的に使う。 敏捷に動きながら、細かいパスで繋ぐ練習を重視 [回避: 確率の低い一発型のロングキック攻撃] ・ 強みを生かした展開を進める。 戦うメンバーに合わせた柔軟なフォーメーションを考案 [回避: 決まりきった定番戦術への拘泥] ・ できる限り多くのチャンスを作る。 ボールを持ち続けて常に攻撃態勢 [回避:守備のサッカーへの流れ] U 人材育成 ・ 才能がある人を使う。 個々の選手の力量を把握 [回避: 対応が良い選手の重用] ・ 「個」を認める。 優れた選手を中核にした体制 [回避: 監督の嗜好するシステム体制優先] ・ 選手の自律行動を推奨する。 選手の自己判断力の増強 [回避: 監督の指示待ち] V コミュニケーション ・ マインドセットに注力する。 相互信頼感の醸成 [回避: 監督独裁型雰囲気] ・ 組織マネジメント層との意思疎通を図る。 非現場マネジメントとの良好な関係 [回避: 経営層内部の対立] こんな話が好きな人が多いが、あくまでも、茶飲み話である。こんなものを学んで役に立つとは思えない。 学ぶとしたら、ジーコの“人となり”だろう。 ジーコの特徴は、マスコミによるタレント化の動きに乗らない点にある。サッカーそのものに興味などなく、話題が盛り上がればそれで結構というマスコミに対しては冷たい。協力しようという姿勢を見せない。 個人的な金儲けを考えれば、マスコミに媚を売るのが一番だが、そんな兆候は微塵もない。 こんな姿勢を貫くスポーツ選手もいることはいるが、ほんの一部だ。 騒ぎたいマスコミと一緒になって、生意気な輩と叩く人が多いから、本当に実力があり、信念を持っている選手しかできないのである。 このような姿勢から滲み出る「人格」が、ジーコのリーダーシップの根源だろう。 このような人がいるからこそ、サッカー人気が続いているのだと思う。 昔は、そんな人は、スポーツ界のあちこちにいたと思うが、今はなかなか見つからない。 タレント的選手を使って、その人気で食べていこうとするスポーツばかり目だつ。そんなスポーツの人気は長続きする筈がないと思う。 --- 参考 --- (ジーコのホームページ) http://sports.nifty.com/zico/ 苦笑いの目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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