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2006.2.27 |
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空巣の被害状況を見て…
犯罪対策を進めてきた効果が現れたということだろう。 → 泥棒撃退診断 [警視庁] 撃退策が広がりつつあるから、窃盗がやりにくくなってきたのだろうが、絶対値そのものはまだまだ大きい。 泥棒業者の新規参入抑止はできたのだろうが、犯罪者はより巧妙に仕事を続けているに違いない。 犯罪発生状況を見ると、交通至便な地域に集中してきたことがわかる。(2) リスクが低く、効率が高い地域を狙った空き巣が増えているようだ。 そのため、普及タイプの鍵を使っているマンションや、掃き出し窓のある一戸建の空き巣被害が目立つらしい。 なにせ、普通のシリンダ錠なら5秒で開くらしいし、厄介なディンプル錠でもサムターン回しの道具を使えば結構簡単に開くのだ。 玄関でなくても、窓さえあれば、ライターを使って、あっという間に音を立てずにガラスを破り侵入するそうだ。 狙われ易い地域の場合、対策をしなければ、狙われたら最後、必ず侵入されると思って間違いないようだ。従って、何度も侵入される家もあるそうだ。 最近、特に狙われ易いのは、独身女性が住むマンションだという。 しかも、ブランド好みをターゲットにしている人が被害に合うことが多いという。多額な現金を家におくことが多く、お金の場所もわかり易いから狙われるのだろう。 しかし、どのようにして、そんな人が住んでいると見破るのか不思議だったが、答えを聞いたら簡単だった。 玄関で香水の香りがするかで判断するのだ。一瞬で香りを嗅ぎ取り、咄嗟にブランドを推定し、高価なものなら、即、インターフォンを鳴らし、留守か確認するそうである。 ということは、玄関では、目刺の焼いた臭いを漂わせておけばよいのではないか。 この家は効率が悪そうだということで、侵入する気が失せるかもしれない。 節分には、目刺の頭と柊を玄関に飾る風習がある。鰯の臭いが、鬼を撃退させると言われている。 こんなものを、マンションに飾れるかは疑問なところだが、現代でも、このおまじないは、通用するかもしれない。 目刺ある臭き門は開けがたし−泥棒、といったところである。 もっとも、これでは、情緒がなさすぎるか。 柊を挿すやふるさと去りがたく 今井 つる女 ふるさとでは、空き巣はほとんどないだろうが、その理由は単純で、地域の人達が声をかけあう習慣があるかららしい。挨拶されるだけでも、泥棒はビクッとするという。 都会のマンションでも、その位のことはできそうに思うのだが。 --- 参照 --- (1) http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/ppiking/ppiking.htm (2) http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/toukei/yokushi/tokyo/tokyo_j.htm 苦笑いの目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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