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2008.12.15 |
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漢字の話題・・・年末にかけ、漢字の話題で盛り上がっている。いまや不動産の宣伝で、“ミゾユウ”の物件とのコピーが人気を博す位だ。 そんななかで、12月12日、清水寺で恒例の「今年の漢字」揮毫披露があった。(1) 選ばれたのは、米国大統領選挙のスローガンとなった“Change”こと、「変」。 「崩」とか「壊」でなかったのが幸いというべきか。 もっとも、日本は、米国より一足先に“Change”へと歩を進めている。 今や、構造改革的な動きは、すべて消しさられ始めたそうである。 → 「KON240歴代政権の目玉策は骨抜き?:郵政民営化策見直し論浮上」 (C) Business Breakthrough inc. [大前研一ニュースの視点2008/12/12] 自民党を支える中心層は既得権益層だから当然の流れ。“Change”だが、それは昔の安定した状況に戻そうという復古的な変化でしかない。「変」というより「旧」。 しかも、自民党議員を選挙で応援する手筈の公明党が、この流れを後押ししているらしいから、この流れは止まるどころか加速することになりそうだ。選挙支援を切られれば落選しかねないのだから、政権内での「乱」などありえず、着々と「旧」が進むことになろう。 もっとも、米国の“Change”にしても、国民の期待感は大きいが、なににどう応えるつもりかはさっぱり見えない。「奇」と言わざるを得まい。 自動車会社救済にしたところで、多少の合理化程度での、ソフトランディングなど無理だし、海外メーカーに奉加帳を回す訳にもいかないから、常識的にはチャプター11に持ち込むしかないのだが。 おそらく当事者は民主党が勝利したから、これで既得権益を守ってくれると踏んでいるだろう。政治家にしても、大票田を壊してもまともな方策を進めるだけの胆力があるようにも思えない。 日本の政治の先送り体質を批判していたが、同じような状況にいる訳である。結局のところ、日本と同じようになるのかも。 「旧」ということか。 --- 参照 --- (1) 日本漢字能力検定協会プレスリリース: “日本漢字能力検定協会、2008年を表す世相漢字は「変」と発表” NIKKEI NET [2008.12.12] http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=207630&lindID=5 http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0207630_01.pdf 苦笑いの目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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