>表紙 >目次 | ■■■ 面白話とは限らない 2013.9.30 ■■■ | |
| あいもかわらずの政府資料久方ぶりに政府の資料を眺めた。→ [PDF]第1回産業競争力会議課題別会合 資料#7 厚生労働省提出資料 2013年9月20日 実に素晴らしい出来ばえ。感謝せねばバチが当たりそう。 なにが楽しくてこういう会合を開催するのだろうかと、ついつい考えてしまうが、それこそが日本社会の一大特徴だった。肝に命じなければ。 小生の場合、自民党が提起するような「特区」への期待はゼロ。とはいえ、流石に、マスコミが取り上げそうな面白ネタ位は提供すると思ったので見たにすぎない。時間の無駄に終わったが、まあ、税金ぶるさがり組織が基盤の政党だから致し方なかろう。なにせ、新陳代謝絶対阻止の方々が集まっている訳だから。 それでも、トンデモない輩の不安定な政治よりははるかにまし。 オットどんな分野の話かふれなかったか。どうせ、どこも同じようなものかも知れぬが。 ・・・眺めたのは、「医療と雇用」である。 イヤー、姿勢が素晴らしい。 「世界で一番ビジネスがしやすい環境を作り上げる」そうだから。 しかも、最後のページに、わざわざ、「日本再興戦略」(6.14閣議決定)の引用まで。 自民党が熱心なのは、競争力を欠き復活見込みも無いような企業の生き残りのためにお助け船を出すこと。それに役に立ちそうな「特区」はないかネという以上ではないし、以下でもなかろう。 従って、それに関係なければ、「そんな特例は無理でっせ。」の確認文書をのこして散会が一番。 この資料など典型。 医療はどうせやらないだろうから見ていないが、喝を入れるべく、海外企業を入れる競争政策位は試してみるのかと思いきや、そうは問屋が卸さないゼということのようだ。圧巻の3本柱回答である。・・・ 労働契約法第18条の特例として、「無期転換権の事前放棄を有効とする」旨の規定を創設することは困難 労働契約法第16条の特例として、「特区内で定めるガイドラインに適合する労働契約条項に基づく解雇は有効となる」旨を規定することは困難 さらに、もう一つだが、その特例提案は全国的に対応するのだそうだ。普通はそういうものを特例とは呼ばないが。 ・・・要するに、競争政策断固阻止ということのようだ。 聞くところによれば、「日本経済再興を目指し」こうした会合に参加したい方はウヨウヨ状態らしいが、名誉職ということか。 苦笑いの目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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