↑ トップ頁へ

2000.3.18
 
 


日本の10代の考え方…

 1999年1月にACCJでLeo Burnett Kyodoの社長、Phil Fiebig氏が講演を行った。

 AC NielsenやLeo Burnettの調査結果を引用して、アジアの若い世代の考え方を語ったのだが、驚くべきデータが示された。

 アジアのテーンエージャーの60%は、「大学に入り学位を獲得することが重要だ」と考えているという。まさに、教育熱心なアジアの社会を象徴するような高率だ。
 ところが、日本だけは違う。僅か24%だったという。

 従って、将来の目標も全く違う。中国(大陸)、香港、シンガポールでは教師という答えで、他のアジアの国では医者だ。
 一方、日本人の目標はサッカー選手だ。

 これでは、勉強に興味を持つ学生が少ないのは、当然だろう。
 さらに、驚愕してしまう点がある。彼らの一番の心配は、未成年の犯罪と薬物問題なのである。

 教育システムを、こうした風潮を生み出した原因と決めつける訳にはいかないが、少なくとも、現在の教育の仕組みには大きな欠陥があるといえよう。


 教育の危機の目次へ>>>     トップ頁へ>>>
 
    (C) 1999-2004 RandDManagement.com