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2001.2.8 |
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大学受験生の学力低下…著名予備校、河合塾の生徒への試験と同塾主催の全国模擬試験のデータを用いて、95年度と99年度の大学受験生の学力を比較した分析結果が公表されている。この分析は、全体の平均値でなく、偏差値で4段階に分けて、段階毎に変化を見たものだ。そのため、変化がよくわかる。 なかでも、数学の結果が衝撃的だ。 たった4年で驚く程の変化が見られる。文系のよく勉強する層を除けば、軒並み学力が低下している。特に中位層、最下位層の落ち込みが凄まじく、マイナス15〜19%である。---理系では最上位層が-3.0%、最下位層が-15.6%、文系では最上位層が0.5%、最下位層が-16.7%だ。 (http://www.keinet.ne.jp/keinet/doc/keinet/jyohoshi/gl/toku9911/siryou4.html#siryou4_2) この結果は、「ほとんどの新入生は、算数ができない。」と言う大学の先生方の指摘と符合している。理系のトップクラスも力が落ちているのではないか、との話しも、どうやら事実のようだ。 数学の先生達は、こうした現象の原因を、現行課程のカリキュラムの問題と、生徒の計算力不足と見ている。教える内容が中途半端なため、成績が向上しないと考えているようだ。(http://www.keinet.ne.jp/keinet/doc/keinet/jyohoshi/gl/toku9911/siryou9.html) 確かに、直接的な原因はそうと言えるかもしれないが、他に本質的な問題があるように思える。今は、無理して勉強せずとも大学に入れる。勉強する気がないだけとは言えまいか。 教育の危機の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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