↑ トップ頁へ |
2001.4.6 |
|
|
MITの挑戦…2001年4月4日、マサチューセッツ工科大学が衝撃的な計画を発表した。10年計画で、2,000以上ある教育課程の資料をインターネットで順次無料公開するのだ。講義ノート、コースアウトライン、読書リスト、宿題が無料で入手できる。しかも、対象カリキュラムは 建築・都市計画、理・工学、人文科学、芸術、社会科学、経営まで全て含まれる。これから2年ほどで、500以上の課程の材料が、MIT OpenCourseWareサイトに掲載される。 このプロジェクトの初期段階で想定される年間開発経費は、750万ドル〜1千万ドルとのことだ。 MITはすでに、シンガポール(National University of SingaporeとNanyang Technological University)や英国(Cambridge University)といった遠距離地区で、共同研究・教育の新しいモデル作りを進めている。ウエブ技術をどのように教育・研究に生かすべきかの知識・スキルを集積してきた。そして、全世界を対象にして、教育革新のモデルを提供する訳だ。 いよいよ、全世界の大学がMITの資料を引用する時代が到来する。 これで、教育機関のグローバルリーダーが誰であるか、はっきりした。欧米大学の教育資料の紹介だけの教育や、資料を独占するギルド型システムで自らの地位を守って来た権威主義的な日本の教育機関のメッキが剥がれ落ちる。 教育の危機の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
|
(C) 1999-2004 RandDManagement.com |