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2016.12.9

進学校時代の終焉…

図書館の本の貸し借り窓口が、区立の小学校のお隣にあるので、小学生の下校集団に出会うことがある。
たまたま長い信号待ちになってしまうと、周りを囲まれてしまい、四方山話を聞かされる破目に。

熟通いもあるし、趣味やスポーツと、なかなかに多忙な社交生活を送っているようで、オジサン達の会社帰りの世間話と似た感じがして面白く拝聴させて頂くことが多かった。

ところが、今や、それを越えた、ただならぬ境地に至っていることを知った。

日本の将来を見越したような発言が飛び交ったからである。

どうも、英会話塾ヘの○○君の入れ込みの凄さに、皆、影響を受けたらしいのである。と言うのは、中学から留学するので、最優先は塾での学びと化し、友人とのおつきあいどころではなくなっているから。
もちろん、親の都合や教育方針ではなく、本人がどうしても行きたいということで。

そこで、皆はどうするの、という話題でもちきり。それが世間話ではなく、半ば、本気の情報交換。
何故かといえば、日本のなかで競争しているようでは駄目ということが、常識化しているようなのだ。進学校受験に右往左往するのは二流人材ということになる。
日本に住んでいたらどうにもならない大変な時代が来るから、なんと、親と一緒の生活にこだわっている訳にはいかぬと考え始めているのである。
早く海外にでなければならぬが、どうするかが悩ましいということ。
これが今時の小学生なのか!

最後の結論には、恐れ入った。

  「オリンピックまでには、決めないとナ。」


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