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2005.4.18
 
 


ロボットマニアへの期待…

 2005年3月19日に映画「鉄人28号」(冨樫森監督 松竹)が封切られた。(1)

 元になったロボット漫画が月間少年誌に掲載を開始したのが1956年だから、かれこれ50年前のことである。

 当時のストーリーを覚えている人は少ないと思うが、その後のテレビ番組で流された主題歌を思い出す人は多いだろう。ノスタルジーという点ではこの歌が最高だと思うが、映画には登場しないようだ。
 もっとも、新たな「菓子+フィギュア」ビジネスは行っているが。(2)

 リニューアルされているとはいえ、こんな古い作品に人気が集まるのには驚いた。
 もっとも、自称アニメ通にきいたら、新しいロボット作品は減少しているそうだ。

 空想より、現実のロボットに触れる方が面白いと感じる人が増えているから、作品が生まれにくくなっているのかもしれない。

 実際、自分で組み立てられる50分の1スケールのリモコン「鉄人28号」(35万1,750円)が登場している。(3)
 そう簡単に購入できるお値段ではないが、決して無理な価格ともいえない。
 ラジコンロボットマニアが育つ可能性はありそうだ。
  → 「立ち上がるロボット新市場 」 (2005年1月13日)

 但し、こうしたマニアの情熱が大産業創出の芽になるかは、なんともいえない。
 マイコンマニアがパソコン産業を立ち上げる原動力になったのは間違いないが、同じことがロボットでも言えるとは言い難いからである。マニアが集まるロボット競技は高度化しているが、バトル化が進んでいるような印象を受ける。今のままなら、下手をするとバトルマニアだけの少数グループのお楽しみになりかねない。

 バトルマニア市場の方向に進まないとよいのだが。

 正直に言えば、ロボット同士の戦いより、ロボットにもっと新しいことをさせ、社会を愉しませて欲しいと思う。イノベーション創出に繋がりそうな活動にも力を割いてくれると有難い。

 実は、そんな思いにさせられたのは、大きなロボットが登場したからだ。

 高さ3m40cm、重さ1t。
 操作者1名が搭乗して、250ccエンジンを駆動し、すり足二足歩行で動かす。
 実際、「鉄人28号」にでてきそうな動きだから驚かされる。
  → 「LAND WALKER 」2分半のビデオ映像 (C) Sakakibara Kikai

 このロボットには、腕の部分にバルカン砲とショットガンが付いていて、クッションボールを発射することができる。要するに、バトルロボットなのである。

 “今の大人たちが、小さい頃、憧れていたロボット・・・
 【いつか、自分で操縦できるロボットに乗りたい!】を実現させた”そうだ。(4)

 それはそうなのだろうが、これだけ完成度が高いものをバトルホビーで終わらしてしまったのでは余りに勿体ない気がする。

 --- 参照 ---
(1) http://www.tetsujin28.jp/
(2) http://www.ezaki-glico.net/chara/tsg_tetsujin/
(3) http://www.vstone.co.jp/top/products/robot/T28/summary.htm
(4) http://www.sakakibara-kikai.co.jp/products/other/LW.htm


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