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2003.9.20
 
 


つまらぬ自民党総裁選…

 政策シンクタンクからのメールに、自民党総裁候補者に関するコメントが添付されてきた。

 「何をいいたいのか不明」な候補もいれば、気が弱すぎて政治家不適な候補もいる、と記載されている。
 小泉純一郎候補以外には、政治家の「信念」を感じなかったようだ。

 換言すれば、呆れ返るほど低俗な選挙ということになる。

 プロフェッショナルも同じ見方なので驚いた。
 自民党には、この程度の人材しかいないのだろうか。

 実務家の感覚から言えば、そもそも、小泉政権自体の動きにイライラさせられどうしだ。

 口先だけで、ほとんど何も進まない。規制緩和の実感などゼロに近い。科学技術政策も、昔の米国の政策の物真似だ。これで成果など生まれる筈がない。

 しかも、どのような施策を、どのような考え方で展開するかも、今もってさっぱりわからない。

 従って、総裁選で、こうした議論が持ちあがることを期待していたが、裏切られた。
 「改革スピードが遅すぎる」とか、「杜撰な改革だ」、との批判勢力は皆無である。

 対立候補の主張は、要するに、改革を止めろというに過ぎない。しかも、何れもが、大きな政府を目指している。
 呆れるほど、危機感皆無の人達である。
 というより、これが自民党の実態かもしれない。

 小泉政権とは、自民党右派政権に過ぎず、改革勢力ではない、と語る人がいるが、これこそが真実かもしれない。


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