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2013.11.29
 
 

ドロドロ地方政治の見本…

猪瀬都知事にはまともなスタッフがついていないようだ。

まあ、地方自治体のドロドロした利権構造を理解し、その上で改革を進めるような人物ではなさそうだから、致し方ないことかも知れぬが。
選挙はカネがかかるから、やっていることは別に驚くような話ではないが、その対処が余りに稚拙なのには恐れ入る。ハレンチ府知事でも、地方自治体の長は務まる訳だから、素人的対処にビックリする必要はないのだが。

それにしても、大笑いである。
5,000万円を、個人の生活用資金として、返済期限と利子の記載無しで、無印紙で実印も使わずに「無担保借用」契約したと、わざわざ「証拠」まで開示して説明したというのだから。
無利子で返還したらしいが、それまでに一年以上経過しており、一般的には贈与税が発生しかねない行為だろう。およそ馬鹿げた、場当たり的説明である。

にもかかわらず、辞任せず平然としていられるのは、ジャーナリズムが恣意的に幼稚に大騒ぎするだけで、叩こうという気がないからだろう。謎ですナで、そのうち騒ぎも下火になるだろうと踏んでいるということ。
ルポライター知事だから、同業者のよしみということかモ。

もっとも、オリンピック利権が絡むから、辞任でもされると大いに困るという問題もあろう。折角の目論見がご破算になりかねないし。新知事誕生で、ゼロベース検討などされたりすると、ゴタゴタ必至。ソリャかなわぬゼというところか。

だが、一番の問題は、都知事候補で担ごうにも、名前が通っている人が少なすぎて、簡単に後釜が見つからないことでは。小池議員くらいだろうか。代替者が見つからなければ、ほったらかしとなろう。
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