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■■■ 多摩動物公園の見所 ■■■
2015.11.29

豪州蝦蟇口夜鷹君の姿について

多摩動物公園のコアラ館内夜行性動物展示室に「オーストラリアガマグチヨタカ」が飼われている。片仮名14文字で実に面倒な名前であるが、奇妙な命名なので一度覚えると頭に残る。
   「オーストラリア動物舎すべて歩き」 [2013.4.17]
     ---ご老体のウォンバットのチューバッカ君逝去1年前]

目が暗闇に成れるまで待ってから眺めても、すぐにその存在に気付かないほどほとんど動かない鳥である。
よくよく見ると、ガラスのすぐ目の前でとまってこちらを見ていたりする。大きく目を見開いて。
暫く真正面で相対してじっと観察していると、どうもそれは面白くないようで、奥の方に移る。しかたないから、こちらも引き上げることになる。

この調子の鳥なので、「ココ、なにも居ないネ。」と言って通りすぎる子供も少なくない。親子連れだと、大人は眺める気もなさそうで、早く次へと子供をせかす。多分、コアラにしか関心が無いのだろう。

この夜鷹君だが、タカとは違うとされても、姿は小型の梟そっくりなので、どうしても近縁と見てしまう。猛禽類では無いとはにわかに信じがたいのである。
その理由は、「蝦蟇口」にあると言ってよいだろう。姿を見る限りこりゃナンノコッチャだからだ。どうせ、猛禽類の嘴だろう位に勝手に想像してしまう訳だ。

それが、ブログの写真で大きな間違いであることを初めて知った。
知る人ぞ知る有名な鳥なのだ。
   「タカではありません」 @動物園へ行こうby fuchaka 2015-11-02 07:05

確かに、蝦蟇口であり、猛禽類の肉を啄ばむタイプとは全く違う。
よくよく見ると頭でっかちであり、ユーモラスな体躯をしている。

埼玉県こども動物自然公園は多摩と違って昼光飼育なので、姿がよく見える訳だ。昼はお休み時間だから眠くてついついアクビということか。動物はアクビをする時は緊張しているとか聞かされるが、危険を感じると一瞬で擬態化しほとんど樹木状態になるそうだから、そうではなさそう。
もっとも、たいした敵ではないと見なされると、まん丸お目をカッと見開き、口を大きく開けて脅かすという。写真からするとそういうことでもなさそう。

一度、是非、このアクビを拝見させて頂きたいが、昼は爆睡している鳥だろうから、そうそう見れる訳ではなさそう。シャッターチャンスは数時間のうちの数秒というのでは、小生はとても耐えられぬ。それに、この動物園は自宅からは遠い。マヌルネコを見たくならない限りなかなか行く気になれぬ。
多摩動物公園でよさげな時間を狙ってじっくり眺めてみるか。

(参照) 埼玉県こども動物自然公園 5教科シリーズ「理科」 くちばしくらべ

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