表紙 目次 | ■■■ オジサンの東京お散歩コース ■■■ 2014.4.3 南アルプスに「来ただけ」となりかねない有名な場所がある。眺望がほとんどなく、ただただ疲れるキツイ上りだらけのコースを指す。小生は敬遠するが、それこそが醍醐味と語る人もいるらしい。求道者的な登山かも知れぬが。 そこまではいかないものの、東京のただただ「歩くだけ」コースもあるから、ご紹介したい。 当然ながら、暑過ぎず、寒過ぎず、風もたいしたこともなく、といった気候条件の時に思い立ったら出かけるという嗜好。ただ、ほとんどは外堀のお花見コースである。今年は、すでに満開を通り越しており、すぐに葉桜になるだろう。それから先がお勧め。その予行演習として今週末にお花見という手もあるか。 尚、外濠は埋められた箇所が多いが、ここだけは、それを逃れたということ。もちろん現在は保存対象である。 出発点は、本来なら赤坂見附駅にしたいところだが、ここからだと気分がのらないので、青山一丁目駅とした。 江戸城の外濠を眺めることになるので、近隣にどんな武家が配置されていたか考えるのも一興。 ■■青山一丁目駅■■ │ともあれ地上に出て交差点へ。 │ ・地下鉄3線が垂直方向に錯綜 │ 東京メトロ銀座線/半蔵門線と都営大江戸線 │ ・交差点角の交番の前に。 │ ホンダ本社と青山ツインタワービルがある交差点だからすぐわかる。 │ ・交差点から南に行くと青山公園 │ 道の反対側の青山墓地北東端含め青山大膳所領地 ↓ ○青山通り(246号) │赤坂見附方向に進む。 │ ・赤坂御所際をただただ歩くのみ │ 陽の当たる歩道(反対側は一日中日陰) │ 黒地の「とらや」の看板が遠くに見える。 │ 歩道橋1ヶ所のみで、ずっと横断報道は無い。。 ↓ ○[道路反対側]赤坂郵便局 ↓ ○[道路反対側]カナダ大使館(青山備前守屋敷) ↓ ○[道路反対側]高橋是清翁記念公園 ↓ ○[道路反対側]草月流会館 ↓ ○[道路反対側]港区役所赤坂支所(織田越前守) ↓ ○[道路反対側]赤坂警察署 ↓ ■■「虎屋」の交差点■■ │豊川稲荷東京別院の手前で左折。 ↓ ○御所巽門 │赤坂御所際をさらにただただ歩くのみ。 │・・・弾正坂 かつて吉井藩松平家の弾正役居住地 ↓ ○御所東門/小さな御所内団地 ↓ ○外堀通り │左折しさらに御所際を歩く。(渡れない。) │ ・かつての徳川紀州家的様相残存 │・・・紀伊国坂○[道路反対側]赤坂見附ボート場からの弁慶濠 │ ・お堀側歩道は高速道路の下 ↓ ■■喰違見附■■ │交差点で堀側に渡る。 │ ・渡る前に、20歩先の御門を拝見 │ ・右手が弁慶濠 │ ・左手が真田濠(埋立られ上智大学グラウンド) │ ・ここが江戸城外濠2系列の分水嶺 │ 弁慶濠-赤坂見附-溜池-虎ノ門-新橋−(汐留川)-浜離宮 │ 真田濠から、段々状ダム濠が続き、最後の飯田濠が神田川と合流 ↓ ○[道路の先] │ ホテルニュオータニ(伏見宮邸-彦根藩井伊家) │ 清水谷公園側は北白川宮邸-徳川紀州家 │ 紀尾井ホール(竹田宮邸-徳川尾張家) │真田濠側の土手に登る。 │ 交差点で渡っておいた方がよい。 │土手の上をただただ歩くのみ。 ↓ ○[土手横道路沿い]上智大学のビル群 │[土手下真田濠埋立地]上智大学グラウンド │ そのうち見える遠景は迎賓館 │ そして濠には地下鉄線路 │土手を降りればすぐに大通りの交差点。 ↓ ■■四谷見附■■ │ ・力作の四谷橋拝見[皇居から迎賓館への道筋] │ 欄干,橋灯,赤煉瓦と花崗岩橋台のデザイン │新宿通りを渡りJR四谷駅南側へ。 │ 右に行けば麹町から半蔵門へ │ 左の橋を渡って行けば新宿に 甲州街道・青梅街道 │ ・見附の残存石垣拝見 │駅前を越え再び土手に上りただただ歩くのみ。 ↓ ○[土手横道路沿い]女子校の雙葉、東京中華学園 ↓ ○[埋立濠]外濠公園 公共野球場等 ↓ ○[濠を越えた側]外堀通りと靖国通りが合流 │ 靖国通り沿い高台が防衛省(徳川尾張家) │土手終わりは児童遊具場となる。 │一般道をしばし進む。 ↓ ■■市谷見附■■ │JR市谷駅前で靖国通りを渡る。 │ 靖国通りは左に折れて神社南門前から九段下へ │再び土手に上りただただ歩くのみ。 ↓ ○[濠]釣堀 ↓ ○新見附橋 ↓ ○[土手横道路沿い]法政大学ビル群・東京逓信病院 ↓ ■■牛込見附■■ │土手から降りたら左折。 │ ・この先は飯田橋駅 │ ここからは飯田濠で飯田橋駅東口側先で神田川と合流 │ 合流点(暗渠)辺りに飯田橋・船河原端橋 │ (高速道路、外堀通り、大久保通り、目白通りが錯綜) │牛込橋を渡り外堀通りを越して坂を上る。 │ 橋銘板はなんの変哲も無いが、上部はなんともいえぬセンス │・・・神楽坂・・・早稲田通り │ここからは散策ムードで。 │商店街で、特に右手一帯に路地[石畳]多し。 │ ・在日仏人に人気(Rue Mouffetard似とか) ↓ ○毘沙門天(山の手七福神) 善国寺 ↓ ○神楽坂上交差点 │大久保通りとの交差点を越してさらに進む。 ↓ ○小さなスーパー「キムラヤ」 │ ・食の街の象徴(大型店同等のチーズ品揃え) ↓ ○東西線神楽坂駅[神楽坂口] │ ・直進すれば牛込天神町交差点 │ その手前は「矢来町」 │駅入り口手前で右折し参道に入る。 ↓ ■■赤城神社■■・・・目的地はココにしたい。 ・小さな神社だが地元の核 -現代的な雰囲気を感じさせる設計。 -氏子町は旧「牛込区」をカバーしており、地区の鎮守。 -赤城山麓からの移住者が故郷の神を勧請が由来。 -望岳都だった頃は、ここから故郷の山を拝めた筈。 ・神社反対側の矢来町辺りが若狭小浜藩酒井家 -大老酒井忠勝が土地を拝領 -多分、酒井家のご贔屓神社。 -上州赤城山の前橋藩は親戚 帰路は東京メトロの駅の入り口が目と鼻の先だから、そこから何処かへ繰り出す手もあるが、オジサンのお散歩としては、神楽坂でのひと時を愉しむのが筋では。もっとも、この地もメジャー化してしまったので、群れたい方々が押し寄せているから、なんともいえぬが。 小生の場合、来た道を戻って、とあるお店で、シードルを一本とり、ガレットでのんびりするのが好み。まあ、チョイスは色々ある街である。 「観光業を考える」−INDEX >>> HOME>>> (C) 2014 RandDManagement.com |