表紙 目次 | ■■■ オジサンの東京お散歩コース ■■■ 2014.4.27 都会は、土地の切り売りが進むので、どうしても路地ができ易い。歓楽街は別として、住宅地だと、なんといっても、下町がメッカだが、山の手にもそれなりに存在する。 お屋敷町とされていても、凹凸地形のことが多く、不要な土地を切り売りするので、路地ができてしまうのである。 その流れは今もなんらかわらない。 小生が以前住んでいた辺りは、若きタレントを住まわせる家を含めた広いお庭のお宅や、とある大企業の会長がお住まいとおぼしき広いお屋敷、かつては公邸だった木々が茂る園地を持つ料亭という状況だった。これらは、今やすべてが集合住宅化。要するに、路地が専用化され、建物内に移ったにすぎない。 もっとも、「かつてはお屋敷が、・・・。」と言ったところで、小生の居たマンションも含め、そこいらの高台は実は某男爵家の土地の切り売り。その前は、・・・、と始めるときりがない訳だが、そんなことに、歴史を感じるかは、人それぞれ。 山の手は新興地だから、それとは別な流れで生まれる路地もある。川の下水道化というか、暗渠後の公用地面にはメインテナンス上マンホールができてしまう。そうなれば、道にするか、立ち入り禁止区域にするのが一番無難。それだけのこと。 例えば、渋谷川は新宿御苑の上・中・下の池から発するが、その後、外苑西通りの辺りから、原宿あたりを通り、宮下公園と渋谷駅東横東館のところまでは暗渠化されている。おかげで、猫路が生まれ、若者のファッションロードとして華やいでいる。ただ、猫道とは名前であって、路地と呼ぶには広すぎ。路地に当たるのは、この川に注ぐ埋め尽くされた小川が似つかわしいのだが、地形上、たいした長さの道にはならないので注目されることはなかろう。 一方、渋谷川の一回り外側を流れる、目黒川になると、暗渠化されず深く掘り下げられている。ここも、流れ込んでいる小川はことごとく下水管化されている筈だ。ところが、こちらの場合は、地形的に、その跡地はそれなりの長さの道になっている可能性が高い。従って、これこそ、山の手の代表的路地と言ってよいのでは。 そうそう、山の手には、台地の上の細い道も結構残っているようだ。路地と呼べるかは別だが、大通り化しにくいので、昔の路を彷彿させるものも少なくなかろう。 と言うことで、そんな道を歩いてみようというのが、この企画。自治体ご推奨の坂巡りとは観点が違うが、山の手は坂が少なくないから同じようなもの。 そうそう、山の手らしさということで現代的な芸術にも触れながらということで。 ■■東横線/東京メトロ日比谷線 中目黒駅■■ |改札口正面は山手通り。 | 右手に高層ビル前バス停広場 |ビル前広場へ。 |商店街へ続く道へと右折。 | 東横線とほぼ並行する道 | 周囲にモニュメント(角、縁石、車出口) | ビルに挟まれて神社 ↓ ○中目黒銀座通り |---目黒銀座街路灯(一方通行出口) |---目黒銀座一番街ゲート |---目黒銀座二番街ゲート |---目黒銀座イセワキ街ゲート |突き当りを左折する。 | (右折すると五番街ゲート) |てくてく南へと歩く。 ↓ ○駒沢通り ↓ 右折し、西向きにほんの少し進む。 ∞祐天寺前交差点 ↓ 渡る。 ○卍祐天寺 |しばし境内散歩。 |[反対側]目黒高校 ↓ さらに西に向かって進む。 ∞祐天二丁目交差点 |角に立派な小堂・・・さわら庚申 ↓ ★民家隙間(狭いが、注意して眺めればわかる。)へ ○レンガ的舗石の暗渠化路地入口 |家々の軒下歩きに近い。 ↓ 他の暗渠路地と合流して車道に出る ○祐天寺裏交差点(五叉路) |暗渠道は続くが東向きの車路へ |[右側]中目黒五丁目会館 |この先で左折する。 |すぐに一方通行の細い道に突き当たる。 ↓ ○"藤の"庚申祠 |右折する。・・・ここは庚申道(一方通行路) |[左手角]なべころ坂緑地公園(児童公園) |[右手角]なかめぐろホーム(老人施設) | 南隣が中目黒保育園 |[正面]大型マンション(アーバンハイツ中目黒) ↓ マンション塀横に路地 ○中目黒南緑地公園入口 | 土地の使い方が、なんとも不思議な一帯である。 |卍高峯山長泉院(浄土宗律院) | 小説家武田泰淳養子先の実家 ↓ ○長泉院附属現代彫刻美術館 >>>正式サイト | 現代美術展示として十分愉しめる。(入場料なし) ↓ 屋外展示一角から退出する。 ○四つ角 |右折する。(一方通行路) :【別道】 : ・庚申道進めば、ばくろ坂上庚申塔 : -さらに、その先は十七ヶ先庚申塔 : ・西への一方通行路は馬喰坂(or 暴露坂) : -いかにも坂を下る景色 : -目黒三郵便局を経て山手通り 田道交差点 |[右側]永隆寺 ↓ ○五差路のような場所 ↓ コンクリート製入口印の路地(南方向)へ。 ○谷戸前川緑道(植え込み付極狭路地) ↓ 暗渠化路地の続き。民家の隙間を歩く。 ○大塚山公園下(階段あり)・・・公園は崖の段々状 | アスレチック用具の入口も(見かけより高台) ↓ この先は道なりで。そのうち緑道ではなくなる。 ○山手通り ↓ 左折する。 ○田道交差点 (歩道橋もある.) | 右折すれば目黒通り 大鳥神社交差点 ↓ 横断して直進する。 ][ 目黒川 田道橋 |[左側]清掃工場 |工場北側緑地角で右折(一方通行出口) |道はくねるが一方通行路を逆に進む。 |[左側]目黒三田郵政宿舎 |この角で左折し坂を上る。 ↓ ○山の手線目黒恵比寿駅間外周道路 |左折する。 |[右側]日の丸自動車学校 ↓ 小生は大学生時分にここで免許講習受講 ∞厚生中央病院前交差点 |右折しJR線路跨線橋を渡る。 |[右側]タワーマンション |[左側]東京都写真美術館 |[左側]恵比寿ガーデンテラス |[右側]ウェスティンホテル東京 |[左側]サッポロビール ↓ ∞恵比寿四丁目交番 |ここから坂を一気に下る。 |[左側]加計塚小学校 |[右側]日仏会館 |二股を左側(日仏会館反対)へ。後は直進。 |[右側]周囲植栽のマンション ↓ ∞恵比寿四丁目 交差点 ↓ ∞恵比寿橋南 交差点 |[右側]あいおいニッセイ同和損保 ↓ ][ 渋谷川 恵比寿橋 ↓ ∞明治通り 恵比寿橋入口交差点 ↓ 横断して右折する。 ∞ |左折する。 |[右側]臨川小学校+臨川みんなの図書館 ↓ ○五差路 |正面2本の道の右側の細い道へ入る。 | 高台の日赤通りに平行の道(道幅は軽自動1車線程度) |いもり川暗渠上の道 |[右側]崖か急斜面(家) ↓ いもり川階段を上る。 ○日赤広尾正面への道 |右折して坂道を上る。 | 真っ直ぐ行く広い道は常盤松御所/現常陸宮邸 |[右側]日本ユダヤ教団 |[左側]東京女学館 ↓ ○日本赤十字社医療センター |正門を入り建物左手を歩き道なりに進む。 |[左側]マンション群(広尾ガーデンフォレスト) |中庭で右に折れ、さらに左手に下る。 |[左側]日本赤十字社総合福祉センターレクロス広尾 |[右側]日本赤十字看護大学 ↓ 赤十字の敷地を出て私有地へ入る。 ○広尾ガーデンヒルズ |出口で右折して道なりに下っていく。 |[左側]小公園 |[右側]聖心インターナショナルスクール、修道院 ↓ ∞ (笄川暗渠道) |左の小公園横はJAICA(閉鎖) | 常設展示場とエスニック的カフェがあったのだが。 | JAICA前を通る横道は笄川の暗渠跡。 | 六本木通り霞町交差点そばから外苑西通り西の平行道が暗渠。 | この下流が外苑西通りの「広尾橋」となる。 | そして、「天現寺橋」で古川に注ぐ。 | ここからの古川上流は、実は、渋谷川。名前が変わる。 | 【笄(コウガイ)川暗渠道は別途続編にて】 |[左側]カフェデプレ ↓ ○外苑西通り (横断歩道、歩道橋あり) |ここで横断。(東京メトロ日比谷線広尾駅) |右折して、歩道を進む。 |駐車場とビル脇の細い道へ左折する。 |突き当りの路地を右折し、道なりに歩く。 |[左側]有栖川ウエスト |道がずれた4差路(少し右手に麻布五郵便局)を直進する。 ↓ ∞有栖川公園前・・・すぐ角が公園入口 |[左側]スーパー(ナショナル麻布) |池のある園内をそのまま上っていく。 ↓ 児童遊戯場先の広場を越す。 ○都立中央図書館 (展示企画開催のこと多し) |公園内の道を巡ってもとの門へ戻る。 |左折して道なり。 | 小生の場合は途中でエスプレッソドッピオ一服となる。 |[左側]広尾タワーズ、銀行 | 有栖川公園(池)からも小川があった筈。 | 広尾タワーズから明治通りへの細道沿い。 | さきの細い路地にも溝があり、合流していたと見る。 ↓ ■■東京メトロ日比谷線 広尾駅■■ (広尾橋) 広尾の住人は、川はなくても「橋」に拘り続けるのである。 明治屋や広尾ガーデンのビル内のお店で一休みもよいだろう。 コーヒー好き甘党ならEnscigne d'angle(外苑西通り駅両端出口中間あたり)か。 「観光業を考える」−INDEX >>> HOME>>> (C) 2014 RandDManagement.com |