表紙 目次 | ■■■ オジサンの東京お散歩コース ■■■ 2015.4.22 日曜日、上野広小路鈴本の昼席に行ってきた。 当日売りのみの自由席だが、ほぼ満員。Blue Note Tokyoは、列をなして待つ人がいるが、それとは好対照。ファン魂で何時間も待つことの歓びがあるのだろう。それが耐え難い人は寄席ということになる訳ではないが。 もっとも、鈴本でも並ぶ方々はいる。流行りのお店前で長時間棒立ちで並ぶのがお好きな若い人達とは目的が違うし、ほんの短時間だけ。こちらは、もっぱらクリアファイルのプレゼント欲しさ。もちろん、最前列に座ったからと言って、必ず頂戴できるとは限らないのだが。この日は還暦を迎えた方や、北海道から来たというスナフキン好きの方が選ばれた。 この鈴本だが、他とは客層が違うのだそうだ。全く知らなかった。着ているモノが違うとか。はたして本当かネ。 まあ、雰囲気は違って当たり前である。小生にしてから、道の反対側のデパチカで弁当を選定し、コンビニで缶ビールを調達した上で、夕方までのんびりと楽しんだのだから。ゴミ持ち帰りも不要であり、そんなことが許される演芸場はそうそうなかろう。 そして、追い出し太鼓に景気をつけてもらい、不忍池を眺めながら散策がてら、根津のはん亭で冷酒。なかなか乙なコースである。日曜日の地下鉄はそうそう混みあわないから、というか座っていける状況だし。お気楽そのものの一日だった。 言われて初めて気付いたが、そう言えば、国立演芸場のそばには立ち飲み屋は無いネ。最高裁のお蔭か否かはわからぬが。 ジャズにしても、寄席にしても、その本質はカウンターカルチャー。裃正してというのは似つかわしくないと思う。・・・と御託を並べるほどのことではないが。 出し物は以下の通り。 落語 柳家ろべえ 曲独楽 三増紋之助 落語 柳家一琴 落語 三遊亭金時 紙切り 林屋楽一 落語 林家正蔵 落語 橘屋文左衛門 漫才 ロケット団 落語 古今亭志ん輔 <お仲入り> ものまね 江戸家小猫 落語 江戸家小猫 落語 桂南喬 落語 桃月庵白酒 粋曲 柳家小菊 落語 柳家はん治 幕が下り切る迄、師匠が頭を下げ続ける姿には、こちらの方が頭を下げたくなるほど。落語家は、マスコミのお蔭で大繁盛の方々が多い訳だが、それに乗りにくい芸もあり、存続はそう簡単なことではなさそうで。 今回は、知らなかった鳴き声を教えてもらった。「フェ〜」という気の抜けたような声と、矢鱈にやかましい声。 前者はどうせ強烈な「メェー」だと思っていたのだが、お会いしても声を出さないので、そのうち確認したいもの。 大声の猿の方は、雪豹ケージの前で、丘陵に響き渡るそんな声を耳にしたことがあった。しかし、それがシロテナガザルだったとは。よく考えれば、それ以外に考えられないのだが、体は華奢で小さいし、人懐っこくて、(子供を見せにわざわざやってくるほど。)♂♀同居なので喧嘩するとも思えないからだ。 都都逸も、こういう場でなければ、そうそう耳にすることはできない訳で。 「観光業を考える」−INDEX >>> HOME>>> (C) 2014 RandDManagement.com |