ソニーが発表したタブレット新製品に対して、酷評の嵐らしい。
ロイターの表現は直裁そのもの。
"suffered a crushing blow on Wednesday from analysts and gadget reviewers whose first impressions were overwhelmingly bad."
まあ、こうした批判的な声が浴びせかけられても致し方なかろう。それだけ期待されていたということでもあるからだ。
2年も遅れて、ようやく本格的な新製品発表という状況に対する不快感が背景にあるということでは。つまり、アナリスト達は、これが次世代の基幹事業の商品になる代物か品定めした訳だ。しかし、そのお眼鏡にはかなわなかったということ。
マーケティング力で抜群と言われ続けていた企業なのに惨憺たる状況と言ってよいだろう。
Gizmodeのレビューを読むと、なんとなくだが、そうした批判者の感覚が伝わってくる。
持ち易さという訴求には余りふれず、指摘しているのは些細な問題という感じがしないでもないが、一言でまとめれば、本物だけが持つ輝きがさっぱり感じられないということだろう。換言すれば、日本人的なこまやかな感性が人気をはくす時代は終わったということではないか。
そんな気にさせられたのは、日本のGizmodeの記事を読むと、正反対の感想が伝わってくるから。
なんと、「ひとまず、iPad2に対抗する準備は整った、そんな印象を受けました。」と言うのだ。
(source)
Liana B. Baker and Nicola Leske: "Sony tablets fail to impress on price, hardware" Aug 31, 2011 6:38pm EDT
http://www.reuters.com/article/2011/08/31/us-sony-idUSTRE77U19U20110831
[邦訳] ニューヨーク/ベルリン 31日 ロイター「ソニーがタブレット端末を9月発売、価格面で厳しいとの声も」2011年9月1日 04:12 JST
http://jp.reuters.com/article/domesticJPNews/idJPJAPAN-22963820110831
Brent Rose: "Sony Tablet P First Impressions: Is The Taco Tablet Tasty?" August 31, 2011 at 10:34 am
http://gizmodo.com/5836063/sony-tablet-p-first-impressions-is-the-taco-tablet-tasty
Brent Rose: "Sony Tablet S Review: It’s Good to See You Again, Sony" August 31, 2011 at 10:30 am
http://gizmodo.com/5836051/sony-tablet-s-review
松葉信彦: 「Sony Tablet S / P に触ってきました!」
http://www.gizmodo.jp/2011/09/sony_tablet_s_p.html 2011.09.01 22:15