■■■■■ 2012.2.14 ■■■■■

 年金制度素案には唖然

民主党の議員達は頭がおかしくなっているのでは。
年金素案にはあきれ返った。実践性ゼロだからだ。こんな法案を本気で提出するつもりなのだろうか。

それでも、わかりやすく整理するというのならまだしも、今後、ダラダラと時間をかけて変えていくというご嗜好。これには唖然。
もしかすると、制度名が一本化するとか、統一的に所得で 徴収額を決めるといったような、名目的な統一基準導入に大きな意味があると思っているのかも。現実の理解能力を欠く、イデオロギー大好き学者なら考えそうなこと。
それに、こんなスピード感では、現実に問題に直面し始める人達には何の役にも立たない。だからこその、将来世代のための新制度というのだろうが、現実離れしたお話がお好きと見える。
普通に考えれば、頭が悪い人達が、しかたなしに、とりあえず作ってみた計画以外のなにものでもなかろう。

ともあれ、もしもこの仕組みが動き始め、まともに年金徴収ができたら奇跡に近かろう。未納者数は鰻のぼりなのは間違いないところ。質的に、大学生の演習レベルの立案と言わざるをえまい。

まあ、破綻が早まるから、スッキリ決着の方策が提起されたと見るべきか。その選択はそう悪いことでもないかも。

・・・と愚痴をこぼす以外に手はない。
なにせ、自民党にしてから、滅茶苦茶な制度をつくって誤魔化してきた張本人なのだから。従って、トンデモ素案が出てきても、与野党の訳のわからぬ「論戦」が延々と続くことになろう。聞くだけ時間の無駄。大バラマキ路線の与党v.s.中バラマキ路線の野党が、年金破綻までの時間を長くするか短くするかで揉める図でしかない。
地方の雇用がもうどうにもならないところまできつつあるのに、よくこんな議論にあけくれていられるものだ。

小生は、ここまでくれば、積み立て金を清算して出直すしか手は無いと思うが。どんなものかネ。
ご覧の通り、無理筋追求を止める兆しは皆無なのだから。そういう点では、与野党の違いなど無いに等しかろう。
 ・現役世代の支払いをあてにした年金制度を今後も続ける。
 ・中間所得層からの徴収額をできる限り増やす構造にする。
民主党の場合は、さらに、弱者配慮を目立たせる必要があるが、野党の考え方が違うという訳ではない。
 ・保険支払いをしてこなかった層には、できる限り手厚く。
これではどうにもなるまい。


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