大学生の4人に1人が、小学6年生で学ぶ「平均」の意味を正しく理解していないとのニュースが話題に。
「かなりショッキングなことが起こっている」との反応。
今更。
現実を無視し、教育側の都合で推し進められた「ゆとり教育」の結果が現れたにすぎまい。
問題は、理解していないことではない。理解する必要無しと考えている点。それこそが「ゆとり教育」で叩き込まれた生き方。
従って、あわてて、大学で補習したところで、たいした意味はなかろう。
それより、注目すべきは最難関国立大グループの正答率。「94.8%と高かった」という評価には呆れた。常識的には100%の筈。(最難関国立大がどこまで含まれるのかによるが。)
と言うか、故意に出鱈目回答をした新入生が数%いたということではないのか。権威ある組織の要請には真面目に応える人だらけでなくてよかったと言えるかも。
そう考えると、その割合は余りにも少ない。
(記事)
「数学 基本理解しない大学生も」 NHK 2月24日
「大学生4人に1人、「平均」の意味理解せず
日本数学会 中央値や最頻値との誤解めだつ」 日経 2012/2/24
「4人に1人「平均」分からず=ゆとり世代大学生−数学会調査」 時事通信 2012/02/24