■■■■■ 2012.4.26 ■■■■■

 五月蝿過ぎる交通事故報道

このところ連日交通事故の話ばかり。いい加減にしてくれないか。
井戸端会議のように、ドウタラコウタラいつまでも続いており、呆れかえる。

酒酔い運転や、故障点検割愛による交通事故撲滅キャンペーン中なら別だが、単なる交通事故で、皆で大騒ぎし続けるのは一体どういう神経なのか。理解に苦しむ。
こういう社会的状況こそ、したり顔で社会病理を指摘する胡散臭い自称専門家に解説させたらよさそうなもの。

交通事故は警察に届け出があったものだけで、確か、年間70万件以上。ヒヤリを含めれば潜在的な事故数は膨大。従って、死傷者多数の大事故は確率的に必ず発生する。それだけのこと。
なかには、バスの運転手が突如運転不能にという事故もある。言うまでもないが、確率論的には例外的事象にすぎない。常識的には、そんな手の事故防止に力を割く位なら、他のタイプの事故防止を図るべしというのが正論。
ただ、日本では確率論を嫌う人だらけ。正論を語るとえらく嫌われ、下手をすると村八分。

言うまでもないが、居眠り運転に至っては、どこにでもある話。数多くの死傷者を出す事故につながる危険性は常に存在している。それ以上でもなければ、それ以下でもなかろう。

まあ、せっかくの大騒ぎ。
これを機に、意識朦朧時の自動停車機構搭載でも義務付けたら如何。そんなことをするのは日本だけだろうから、輸入車市場壊滅を狙えるかも知れず、これは結構な話と跳び付く人も多かろう。


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