■■■■■ 2012.5.11 ■■■■■

 ニュース一覧を見る気がしなくなってきた

「二股結婚話」、「交通事故」、に続いて今度は「コンプガチャ」。
実に下らんニュースだらけ。
見出しを眺めるのが馬鹿馬鹿しくなる日々。

ただ、今回は思わず大笑い。もっとも、投資家は冷や汗ものだろうが。
景品表示法上の問題だというから。しかも、当局のご指摘に応じ、業界が自主規制するというのだ。

もともと、この業界、未成年者の射幸心を煽って、カネを巻き上げる算段を工夫することで発展したのではないかな。
楽天創業者による、この手の事業への批判を耳にしたのだから、その本質は皆さんよくご存知の筈。
今更、なんなのかネ。

そもそも、先進国の常識では、賭博社会化防止は鉄則。「健全性」を担保できる賭け事だけを限定的に公認し、絶対に賭博「野放し状態」にはさせないもの。従って、歯止めの掛けようが無い、オンラインでの賭け事は禁止が当たり前。未成年者保護、投入額の多寡、あるいは、犯罪組織といった問題とは次元が違うのである。
まあ、異常なポルノを子供が来る店先で売って何が悪いと言う人達が牛耳る社会だから、射幸心で成り立つ産業が栄えるのは、当然といえば当然のこと。
この観点なら、日本異質論にも一理あり。

そうそう、放鳥トキの抱卵ニュースの大騒ぎにも呆れかえった。
環境変化に耐えられず、肉食鳥獣の餌食になり、絶滅危惧種になった鳥を放してどうにかなると考えているのかネ。それも、中国の鳥までもらって。小生は、何をしたいのか、何が嬉しいのか、さっぱり理解できない。偏屈なイデオロギーでしかないと思うが、それが一世風靡。これを批判でもすれば、えらい目に合わされかねない雰囲気。
まあ、イラク戦争でミサイルが打ち込まれている映像が流れた後に、突然、「お早うオオタカ」と楽しげにニュースキャスターが語りかけていた国である。マスコミ認定の鳥類保護活動に関心を示さない輩は人類の敵とされるのだろう。

もっとも、一番呆れかえったニュースは、大阪の政治関連。
こちらは大々的に報道する価値あり。
なにせ、原発再開無しで発電量を増やすべく努力せよと電力会社に要求したと言うのだ。これにはビックリ。電力会社に文句をつけると、突然にして、余っている発電所が動き始めるとでも思っているらしい。このトンチンカンぶりは圧巻。
もちろん、それだけで留まらない。
この夏、供給能力ギリギリでの電力消費を考えていそう。日本初の大規模停電実験をしたくてたまらない様子。大阪の政治家は、ホンニ、頭がどうかしているのでは。
関電のエンジニアも、突然の電力系統ダウンは流石に怖いだろうから、なんとか計画停電で落ち着くのだろうが、この調子では、昨夏の東京のような対応ができるとは思えない。
無能な政治家に権力を渡すとどうなるか、原発災害に引き続いて、滅多に得られない貴重なご教訓を再び学べるかも。

(当サイト過去掲載)
婚活の日の雑感(20120502)
五月蝿過ぎる交通事故報道(20120426)
人権軽視の日本型“表現守れ”運動が流行っているそうだ(2010.12.16)


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