■■■■■ 2012.9.28 ■■■■■

  高齢化による国家破綻を防げるだろうか

日本はすでに労働人口減少と高齢者人口増加という恐ろしい状態にあるが、それを追うようにして中国もその仲間入り。
もちろん、米国も巨大人口のベビーブーマーが老人化していく訳で同じこと。

人口動態上でとてつもなく大きな変化がおきているのに、バラマキ政策を続け、なかでも老人に手厚い施策を続けているのが日本。
こんなことをしていれば経済的に落ち目になるというのが、大方の見方。

米国はその轍を踏まないゾとばかり、NRCから、政策転換の必要性をうたったレポートが登場した。

たいした内容ではないが、高齢化に供えた貯蓄不足の人だらけであり、Medicare/Medicaid/Social Security は "unsustainable" と明確に言い切った。
そりゃそうだよネ。

そうなると、誰でもが、すぐに思い浮かぶのは定年を無くして、老人に働いてもらう施策だが、若者の職がなくなったりしかねないから厄介。
まあ、米国の場合は、先ずは、キリギリス生活からアリさん型に変えるキャンペーンからか。しかし、間違いなく消費は落ち込むから、これはこれで一大事。
考えれば、この他にも色々な方法が出てくる訳だが、どれも必ず副作用はある。しかし、そろそろ、そんなことを言ってられなくなるのである。

[NEWS RELEASE] Population Aging Will Have Long-Term Implications for Economy; Major Policy Changes Needed, Sept. 25, 2012  >>>
[BOOK "Free"] Aging and the Macroeconomy: Long-Term Implications of an Older Population  >>>


(C) 2012 RandDManagement.com    HOME  INDEX