■■■■■ 2013.10.23 ■■■■■

秋台風はかなわぬ

もう10月下旬だというのに、大型台風到来。こんな時期に、しかも滅多にないような大きな被害。こんな話しはついぞなかった気がする。ハザードマップがありそうなものだが、どうしてそこまでの大災害になってしまったのだろうか。報道を読む限りさっぱりわからず。

その台風とよく似た進路で、同じような大型が再びやってきそうな雰囲気。
貿易風が弱いのか、なんか、南でモタモタと沖縄の方に動いている訳だが、いずれ行く手をさえぎられると、一気に日本列島に沿って北上してくる訳だ。

週末に近付いてくるのだろうから、晴れているうちにと思って出かけたら、ものの見事に降られてしまった。アリャーどういうことかと思ってこのところの天気図を見ると、台風以外にも熱帯性低気圧が結構発生していたようだ。こらも、本州南岸目指してやってくるのだから、考えてみれば天気が悪くなって当たり前だったか。

今年の夏は暑かった。しかも、10月に入っても、夏のような日があったりして。とんでもない気象である。
これじゃ、台風到来シーズンが1ヶ月ずれこんでおかしくない。普通は、8月が一番よく来る月だと思うが、被害という観点では9月がピークシーズンである。雨被害がただならなかったりするからだ。
それが今や10月になってしまった訳である。

普通なら、10月下旬とは、秋も深まってきて、冬の西高東低型気圧配置に変わり始めるもの。それが、未だに東高が残ったままということになるのだろう。偏西風ですぐに押し流される筈が、その風がいつもより北側で吹いているから、台風はすぐに東に流されず、どうしても日本列島に近づいてしまう。実に厄介。
どうしてこういうことになるのだろう。これから毎年こうなっていくのだろうか。

ところで、台風進路情報だが、小生は米海軍提供図の愛好者である。進路図を一目見ておしまいのクチだからこれがお好み。半日あるいは1日毎に中心位置が記載されているから感覚的にすぐわかるのがよいということで。当たるのかどうかは知らぬが。
中心位置確率70%の円を示してくれる気象庁型表示こそが重要なのは頭ではわかるが、そこまで考えたくはない訳だ。台風を甘くみているのかも知れぬ。
  → Joint Typhoon Warning Center ・・・「TC Warning Graphic」へ

(都のハザードマップについて)
拙宅地域は、区の防災危機管理室が担当している。当然ながら、区内のハザードマップは配布済みである。都市計画を進めている訳だから、建築・土木の情報が揃っているのは当たり前で、結構、精細なもの。津波、液状化、揺れやすさ、浸水の4種類。なかには、2万年前の河川図もあり、地形がどうなっているか、ほぼわかる。台風で一番怖いのは浸水だと思われるが、1時間に50mmの降雨で地下室浸水を警告する区内放送が流れる。(過去、夏の集中豪雨で115mmを記録したことがある。小さな川が区内を流れているが、水が一気に流れ込むため、15分で水位が2.5m上昇したりする。)これから類推するに、伊豆大島にしても、十分な対策がとられていた筈ではと思うのだが。

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