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■■■■■ 2015.3.8 ■■■■■


2015年の景気は?

1月の景気動向指数(2010年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比2.4ポイント上昇の113.0。2ヶ月連続上昇。
しかしながら、数カ月先の景気を示す先行指数は0.2ポイント低下の105.1で2ヶ月ぶりに悪化した。3カ月前と比べて改善した指標が占める割合は一致指数が80.0だが、先行指数は55.6。
米国経済好調で、120円/$台とくれば、輸出企業は増収増益基調間違いなしだから、景気は良くなって来ましたナというところ。春節観光客のお蔭で大繁盛の地域に住んでいると、本調子の回復という気分になりがちだが、日本経済全体からみればそれは一部ではなかろうか。税金で食べることに慣れきっている地域だらけなのだから。
輸出セクターが牽引する経済構造ではなくなっていることを考えれば、この先、まあソコソコではとなる。

別に悲観的に見たい訳ではない。
エコノミストからすれば、一致指数の推移から上昇基調と見るだろうが、素人はそうは見ない。

それは、日本経済研究センターのESPフォーキャスト調査を見てきたからでもある。2014年頭の時点から、素人の直感の方が余程よく当たるというのが実感。・・・
2014年第3四半期はプラスとマイナスの大外しで流石にグーの値も出なかったろうが、続いた第4四半期期予測も散々。予測3.86%が速報値は2.2%なのだから。消費者物価予測も、9,11,1,3月と毎回の下方修正である。

(日経の記事) 「1月の景気一致指数、2カ月連続改善 2.4ポイント上昇」 2015/3/6 15:02
(日本経済研究センターのESPフォーキャスト調査) 3月6日発表 http://www.jcer.or.jp/esp/


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