表紙 目次 | ■■■■■ 2015.9.6 ■■■■■ 都心中古マンション価格を見て驚いた いくつかの広告を眺めた印象だけのいい加減な推定でしかないが、都心の中古マンション市場が変わり始めているのと違うか。 中古価格が感覚的には3割増。かなり昔の建築物件で。平米単価で新築並まで生まれているようだ。それが実売価格かは、なんとも言えぬが。 新築物件が枯渇しているようには思えないし、その価格が高騰しているようにも見えない状況だから尚更。 なかでも驚かされるのが、知られたブランドの古いマンションの価格。90平米程度の物件だと、ちょっと前の倍に達していそう。メインテナンスが信頼できそうだし、住んでいる人々も穏やかそうとのイメージが形成されているとはいえ、そこまでいくものかネ。日本人はできる限り新築を選ぶ性分と言われているのに。 もちろんこの底流には、手堅い生活を送っているアッパーミドル層の実需があるのは間違いない。それぞれ、好みの限定した「場所」があり、そこに手頃な新築物件が存在するとは限らないからだ。 ・高齢層:戸建てから都心マンションへの移動 ・子育て世代:通勤時間セーブ,通学都合 ・プロ:突然の深夜業務/付き合いへの対応 しかし、どうも、それだけでは考えられないような価格である。 カネ余りで、リスクの低い投資先として都心のマンションが対象となってはいたが、それが一挙に拡大してきたということなのでは。 まあ、資本主義社会とはそういうものだが、昨今の経済状況を考えると気にかかることがないでもない。 中国のアッパーミドル層(中国では富裕層ではない。)がリターン数字を見て、投資対象に選ぶ可能性があるからだ。・・・日本で言えば、保有資金額では新興富裕層にあたり、有望な国内投資先が無くなったため、資金を海外投資へ振り向けている筈。その投機のターゲットにされると、たまったものではない。 (日本の法制度は恣意的にいい加減なものになっており、管理費未払いの空家だらけになりかねまい。) (C) 2015 RandDManagement.com HOME INDEX |