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■■■■■ 2016.1.18 ■■■■■


David Bowieとはそんな人だったのか

最新作発売2日後の1月10日、英国出身の伝説的ロックミュージシャン、David Bowieが癌で死去。享年69。

小生は、異端のクチで、ボウイについては、写真で見る妖艶さと言うか、怪しげな姿以外なにも知らない。生理的に相性悪しなので、出演映画も一本も見たことが無い。

団塊の世代の人であるから、確固たるオジサンファン層ができていそう。そう思ったのは、日経が春秋[2016/1/13付]でとりあげたから。
ホホウ、そこらにも根強いファンがいるのかと、その威力に恐れ入った次第。

ところが、この作文が不快と主張している人がいるらしい。小生には、その理由はとんとわからぬが、「子供だまし」という用語が使われていることがお気に召さないご様子。・・・

 "「火星から来た宇宙人」を名乗り、
  ウルトラマンをまねたような扮装で歌い踊る。
  子供だましと言えばそれまでだが、
  怪獣特撮ものやコスプレなどの
  日本のサブカルチャーを
  世界に広める大使的役割を担ってくれたことは
  忘れてはならない。
"

小生など、そんなことなど露知らず、ホホウ、ロック歌手も外交官的活躍をしているのだと恐れ入った。

さらに、驚いたことに、"自作曲の将来の売り上げの証券化にいち早く取り組むなど商才にも結構たけていた"というからまさにビジネスマンの鏡。
さすれば、日本びいきと言うより、費やされる時間で考えた投資効率では日本が圧倒的に高かっただけということかも知れぬ。なんだろうが、チャンスありとなれば、貪欲に新しいことに挑戦をするのがボウイの信条だったようだし。

そんな姿勢を見習えとの春秋氏の言だが、今や50代以上にしか伝わらないのかも。

実は、死去のタイトルしか読まなかったので、どうせ、薬と酒の日々で命を縮めた位にしか思っていなかったのだが、それはとんでもない偏見だったようだ。
そのような生活と足を洗って、音楽でピカ一を目指したのだという。
もっとも、理由は自分の健康を考えてという訳ではないようだが。
   "Bowie talks to Paxman about music, drugs and the internet@1999 BBC"

そもそも、小生でも、ボウイをよく知っている気になるのはホワイトリカーの宣伝に登場したからだ。考えてみれば、品行方正でない人物を出演者に起用する訳がないか。
そうそう、このCFで焼酎のイメージが変わったと言ってもよさそう。日本では、サントリーの作り上げたお洒落なハードリカーイメージが出来上がっていたが、焼酎だけはその文化の範疇に入っていなかったのだから。

もっとも、ボウイ逝去の報で、そのノスタルジーから団塊の世代が甲類焼酎へ流れることはないのでは。懐勘定にもよるが、ブラウンリカーの山崎の魅力には逆らえまい。

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