■■■ 「說文解字」「爾雅」検討[8a釋天]■■■
狩猟という熟語でhuntを表記することに慣れているので、わからなかったが、細目が定義してある用語を、無神経に使うようになったようだ。そうそう簡単に禽獣捕捉ができなくなった結果かも。

包括的な意味の基本単語は、・・・。
  獵[放獵逐禽][犬+巤(鬣 たてがみ)]/猟
文字構造から見て、犬追い猟ということになり、投的用具で捉えるやり方。
  獸[守備者]

猟の対象範囲が支配地ということで、王朝にとっては武力誇示の重要な祭祀であるのは言うまでも無く、王の巡行をも意味していたようだ。
  𬡁 𬩨

季節毎に大々的に挙行されていたのは間違いなさそう。・・・
 春獵 [×:茅蒐 茹藘 人血所生 可以染絳]  hunt@春
 夏獵 [×:艸生於田] hunt@夏 ⇒𤝗"𤝗獵"[中山王圓壺]
 秋獵 獵⇒獮 hunt@秋
 冬獵  hunt@冬
 宵田
 火田 [犬田] hunt@焚林

犬の役割は大きかったようだが、"蒐"はその表示を欠く。衆人大集合の方にウエイトが置かれていることになろう。(𪻆:またぎ)
  犭=犬@腹瘦[v.s. 豕@腹肥]≒大狗
  

     

 (C) 2025 RandDManagement.com  →HOME