■■■ 「說文解字」 卷二 を眺める[7] ■■■ <口>は、1口<凵>、2口<㗊>、3口<品>、4口<㗊>とその他の5つに分岐しており、4番目を次の巻三冒頭に収録しているため、3番目の系列がこの巻で完結しているだけのこと。(傍流のどん詰まり。) <口>→<品>→<龠>→<冊>【巻二完】 文字構成の流れという意味では、巻二の末尾は、⑨より深い層⑪を形成している<足>と<疋(3文字:疋+𤴙+𤕟)>。 巻一① <一>→<丄>→<示>→ <三>→<王>→<h(上下通)>→ 巻二① <小>→<八>→<半>→ <牛>→<告>→ 巻二⑥ <口>→<㗊>→<哭>→<走>→<止>→ <足 & 疋> この最深層の字体が、巻一と巻二の〆となっていると見てよさそう。 にもかかわらず、特段の解釈を加えずに、それぞれ、"人之足"と単なる"足"としている解説が素晴らしい。辞書ではないから、「人とは人のことである。」型の"説明にならない文章"の方が優れている。 ・・・「古事記」では、≪倭建命:「吾足 如三重勾 而 甚疲」≫がすぐに頭に浮かぶが、一方で、足一騰宮の意味が気になる。 📖豊国宇沙足一騰宮 │ ⑥h ├───⑦屮──⑧艸──⑨茻 │巻一 │巻二 ①小 │ ②八 │ ├┐ │③釆 │ ③半 │ ④牛 │ ├┐ │⑤犛 ⑤告 │ ⑥口 │ ├┬┬┬────────⑦⇒巻三 │││⑦凵 │││ 凵:張口[象形] ││⑦吅 │││ │└───┐ │ │ ⑦品 │ │ │ │ │ ⑧龠 │ │ │ │ │ ⑨冊 └───────────⑦㗊⇒巻三 │ ┌─┘ ⑧哭 │ ⑨走 │ ⑩止 │ ├┬┬┬┬┬┬┐ │││││││⑪癶 ││││││⑪步 │││││⑪此 ││││⑪正 │││││ ││││⑫是 │││⑪辵 ││││ │││⑫彳 ││││ │││├─┐ ││││ ⑬廴 ││││ │ ││││ ⑭㢟 │││⑬行 ││⑪齒 │││ ││⑫牙 │⑪足 ⑪疋 (C) 2024 RandDManagement.com →HOME |