■■■ 「說文解字」 卷十一を眺める[4]  ■■■
巻十一の<水>の燕龍以外の後継部首としては、魚偏文字が多数収録されているものの、種名の場合は同定はほとんど不可能。「古事記」では、魚体の部分名称文字は用いているが、魚名には避けているようだ。例外的に使っている文字があるが、「說文解字」の魚部首文字としては収載されていない。 📖🐟@太安万侶:「漢倭辞典」

尚、泉[白+水]を並列的に②として加えたいところだが、穴から川の如く流れ出す字体が掲載されている以上、その系譜に連なるとせざるを得ない。
 巻八
│ 巻十一

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②②②②②②②②
燕龍沝𡿨永谷雨魚
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─①水─
"沝": 非使用
─①水─②沝─
"瀕": 非使用
─①水─𡿨
"𡿨": 非使用
─①水─②𡿨─
"巜": 非使用
─①水─②𡿨─②巜─
"川": 13用例
   "州": {久羅下那州}
      根堅州國 科野國之州羽海 {州須} 氷羽州比賣命
─①水─②𡿨─②巜─③川─
"泉": 16用例
─①水─②𡿨─②巜─③川─④泉─
"灥": 非使用
─①水─
"永": 非使用
─①水─②永─𠂢
"𠂢": 非使用
─①水─
"谷": 34用例
   "谿": 其長度谿八谷峽八尾
─①水─②谷─
"仌": 非使用
─①水─
"雨": 7用例
   "電": 三軍電逝(序の漢文)
   "震": 六師雷震(序の漢文) 山川悉動國土皆震
      雷は18用例。(当該部首文字に無いが解説文中には存在。)
   "露": 露坐吳床
   "霞": 春山之霞壯夫雲
   "冬": 天之冬衣~
─①水─②雨─
"雲": 26用例
─①水─
"魚": 26用例
   "鯁": 赤海鯽魚於喉鯁
   "鱗": 如魚鱗所造之宮室
    鯽 鱸 鮹は当該部首文字に収載されていない。
─①水─②魚─𩺰
"𩺰": 非使用
  

水沝瀕𡿨巜川泉灥永𠂢谷仌雨雲魚𩺰燕龍飛非卂 

│ 巻八

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│ 巻十一

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②②②②②②
沝𡿨永谷雨魚
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③③③③③③
瀕巜𠂢仌雲𩺰
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②②
燕龍
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 ③③
 飛非
 │└───────────巻十二
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 └────────────巻十二
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