■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[禮示]■■■ それを考えると、甲骨・金文の字体が"丅"だから、木製標あるいは石柱の、神主牌ではあるまいかと考えてしまうが、白川論では祭卓(几)。 思わず、一本脚はどうなの?と考えてしまうが、"〒"という文字もあるから、台上の牲的供物ということなのだろうと、一応納得するしかない。この場合、3本脚では無いから("示"も3脚ではない。)、左右の線は灌酒が降り注がれた状況を描いていることになる。この箇所が点線の文字もあるようだし。そうなると、この文字は祭祀を意味していると見なす方がよいようにも思えるが。・・・ #003≪示≫【示/𡭕/𥘅】🅱㊎ :天垂象 見吉凶 所以示人 〈日 月 星〉…觀乎天文 以察時變 神事 神を祀る祭卓の形。@「字通」 ・・・しかしながら、牌とか卓との見方はかなり恣意的。「說文解字」の天垂との解釈に対するアンチテーゼの態をなしていないからだ。 と言うのは、『古字』字体㊕が収録されており、3本の縦線は屈曲していてとてもその手の用途に使えるとは思えないから。「說文解字」の解釈は、明らかに、『古字』の字体から生まれたもの。 このことは、この文字は、同一字義の異体字と見なせないと判断したことになろう。そうした説明が無いが、他に考えられまい。 と言うことは、"礼"の旧字は"禮"であるとの一般常識は間違いということか。 以下の『古字』㊕が、全くの別字なのか、非殷周系の同義字なのか、考えあぐねる。 禮/𥜪≠𠃞/礼㊎🅱 :履…所以事神致福 豊は醴。その醴酒を用いて行うなどの儀礼をいう。@「字通」 (C) 2026 RandDManagement.com →HOME |