■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[革鬲]■■■
「說文解字」卷三<・・・舁𦥑䢅爨革鬲䰜・・・>部分。
小生など、見た瞬間、𦥑が臼に映って、<臼→粥>の系譜かと考えてしまったが、「說文解字」読者層にはその手の馬鹿者がいる訳がないだろう。カント的眼鏡に慣れ親しんでいると、どうしてもこの手の感覚的欠陥から逃れられないようだ。残念ながら、ここから抜け出すのはほとんど無理だが、それをわかっていても格闘することになる。

#066【舁[𦥑+廾]】
#067𦥑】🆂
#068【䢅[𦥑+辰 …時]】
#069【爨】🆂:齊謂之炊爨  𦥑象持甑 冂爲竈口 廾推林内火
    𦦧:所以枝[爨省+省]
    釁:血祭[象祭竈] [爨省 酉 所以祭] [+分]
#070【革】🅱㊎🆂:獸皮治去其毛
   /𠦶[廿(獸頭部)+十(獸胴〜尾)+𦥑]  𦥑:叉手[𠀉+彐]
    ①革/𠦶"n.a."leather
       皮"かわ"skin
       鞣"なめし"tanned hide  …v.s.
    ②䷰(卦名Revolution[變革之象])
#071】🅱㊎🆂:鼎屬 實五觳 斗二升曰觳[象腹交文 三足]
   /䰜/㽁/䰛
   [𠮛(甑)+{冂+h}(三足構造)+䒑(沸騰)]
・・・三足の鋳造調理具兼食器"かなえ"(金瓮)。"鼎"は足付煮物鍋。一方、"鬲"は足部が水容器を兼ねており、甑を載せて蒸す沸騰器。
基本青銅器だが、両者とも、原型は土器。
小篆以前は三足形状にポイントは無く、底部は羊的なデザイン。火力源の意味だろうか。
尚、注ぎ口付三足持ち手付ピッチャーは"鬹"。白陶製。 
📖囗
   #250【鼎】🅱🆂 📖木group
#072【粥】 𢐹 𢑌 𢐼 𢐨
     䰜/𩰲(≒鼎←鬲) 📖弓
・・・穀類の鍋煮込み料理であるから、鼎でよさそうなものだが、鬲を用いたようだ。足部があるので深鍋的な対流調理になるからか、肉系は鼎とされていたか、よくわからない。

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