■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[力男]■■■
常識的に<男 v.s. 女>であるにもかかわらず、字体上では<牡 v.s. 牝>の如き対照性を欠く。中華帝国で生まれた思想には、二項的対立の陰陽哲学が基底にあると言われているにもかかわらず、全く当てはまらない。
「古事記」の、国土は男女の営みで生まれるという生殖賛歌の姿勢とはかけ離れた姿勢と言えよう。

妻に対応するのは、夫であり、前者は女であるが後者は男という意味が欠落していると見てよさそう。「說文解字」によれば、男とは、丈夫であって社会的役割の用語感が強い。
文字創成上も、≪女≫部首に属す文字は多いが、≪男≫の方は宗族用語の2文字のみの様だ。「說文解字」の判定では、"虜"は、"男"が構成部品ではないと見なされており、"男"はこれ以外の部首との合字に使われることもない。

このことは、文字誕生時点や、初めて文字体系化に踏み切った国家は、女系制であった可能性が高かろう。
その場合、"男"とは、性別ではなく、社会的な労の提供者ということになろう。ただ、それは兵でもあり国家存立の根本でもある訳だが。

:丈夫
 舅:母之兄弟爲𦥶 妻之父爲外𦥶
 甥:謂我舅者 吾謂之甥也
≪毌≫:獲…≪力≫系 非≪男≫系
/𠠲🅱㊎🆂:筋[象人筋之形 治功曰力 能圉大災]
 勳:能成王功
 ┌功:以勞定國
 │助:左
 │𠣊:助
↓└勑:勞
    劼:愼
    務:趣
    勥:迫
┌勱:勉力
│ 𠢤:勥
│ ┌勍:彊
│ │勁:彊
│ └勉:彊
│劭:勉
│勖:勉
└勸:勉
   勝:任
   勶:發
   勠:并力
   勨:繇緩
   動:作
   㔣:推
   劣:弱
┌勞:劇[力+熒省 熒…火燒冂 用力者勞]
│  勮:務
│  :尤極
│勩:勞
│勦:勞
│劵:勞
│勤:勞
│ 加:語相揄チ
│ 𠢕:健
│ 勇:气
│ 勃:排
│ 勡:劫
│ 劫:人欲去 以力脅止曰劫
│ 飭:致堅
│ 劾:法有辠
│ 募:廣求
└劬:勞
  勢:盛力權經典通用埶
  勘:校
  辦:致力
:同力
 恊:同心之和
 𢣢:同思之和
 協:眾之同和
≪十≫:材十人
≪革≫:馬頭絡銜
≪幺≫:少
≪肉≫:脅骨
  筋:肉之力[竹…物之多筋者]
≪木≫:木之理平原有朸縣
≪手≫:《易》筮 再扐而後卦
  拋:棄
≪𨸏≫:地理

INDEX   ------------------------------------------------------
「說文解字」検討  「爾雅」検討  📖古事記を読んで

 (C) 2026 RandDManagement.com  →HOME