■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[数詞@系譜]■■■

「說:文解字」字体系譜の最後は、�A十進法数詞-�B十進法序数詞【十干】-�C十二進法序数詞【十二支】で、別途付録ということではなく、系譜上の連結性は確保しているものの、この3種は互いに無関係に映ってしまう。
それでは、文字宇宙を提示するというドグマが成り立たなくなってしまいかねないが、漢王朝と儒教勢力が主導してこれらを連結する取り組みが行われていた時代なので、わざわざ記載する必要がなかったということだろう。小篆創成期にどの様な状況だったかは定かではないが、「易經」の存在を考えると、似た発想で連結させていたと考える方が自然な感じがする。・・・

---【八卦】⇔【十干】⇔【五行】対応方法---
 乾 坤艮 兌坎 離震 巽乾 坤@四爻 五爻 上爻
 │ ││ ││ ││ ││ │[例外:離@四爻]己→癸]
 甲 乙丙 丁戊 己庚 辛壬 癸
 └┬┘└┬┘└┬┘└┬┘└┬┘
  木  火  土  金  水

---【十二支】⇔【五行】対応方法---
 寅 卯辰巳 午未申 酉戌亥 子丑
 └┬┘│└┬┘│└┬┘│└┬┘│
  木 土 火 土 金 土 水 土

---【陰陽】⇔【十二支】対応方法---
 陰─子 寅 辰 午 申 戌 
 陽─ 丑 卯 巳 未 酉 亥

---【陰陽】⇔【八卦】対応方法---  陰卦納陰於陰支@逆行
 陰─ 坤 巽 離 兌
 陽─乾 震 坎 艮

---【陰陽】⇔【五行】〖7曜〗対応方法---
 陰─ ㊊ 水 金
         土…中庸
 陽─㊐ 火 木 

上記のどれをとっても、正当性を説明することは不可能。しかし、合理的に扱うことができるから、官僚層は正統とみなしたに違いない。要するに、「易經」(周易)に組み込める理屈なら是で、非易は邪なる呪術として排除するというだけのこと。その姿勢は、トーテムや亀甲等の卜占廃絶路線を走った小篆創成官僚と似たようなもの。

【十進法数詞(數)】㊀〜㊉
【十進法序数詞(十干)】❶甲〜❿癸
【十二進法序数詞(十二支)】①子〜⑫亥
【二進法】⚋陰 ⚊陽
     (⇒ 吉凶)
【兩儀(2方)】上下(天地)/前後/左右
     ⇒ 【四望】東西南北 or【4象(靈獸)】
【六位[2x3]爻)】初爻〜上爻
【八[23]卦】☰乾〜☷坤
  乾[111天] 坤[000地] 坎[010水] 離[101火] 震[100雷/靁] 艮[001山]
     ⇒ 【六十四[82]卦】
【五行】㊋㊌㊍㊎㊏
〖7曜〗+㊐㊊ …from メソポタミア@殷代†
〖4時/4季〗
†惑星概念から発している、メソポタミア<学>の5元"火水木金土"は、殷代に黄金色青銅器製造技術と一緒に移入され始めたとみるべきだろう。<学>なので、甲骨卜占とは折り合いが悪かった筈で、現在の「周易」以前の2つの易も同様だったろう。当然ながら、朝廷としては、これらすべてを一気に抹消させるしかなかろう。それは、同時に、5元の中華帝国概念化を意味する訳で、小篆創成頃には、すでに変貌定着済と見てよさそう。(儒教官僚は尚古主義から逸脱して創造性を発揮する訳にはいかない。一周遅れのトップランナー施策を天子に提言し、権謀術策を駆使して反対勢力を葬り去ることに血道をあげることになる。天子独裁なので政策大転換は官僚入れ替えで即刻可能な仕組みなのだから。)
一般に、麦栽培の源流は解明されているとされるが、考古学的なソース利用方法に腑に落ちない点があるので、ここでは、確定していないとした方が無難。麦の系譜上の位置も穀類とは異なるから完璧な渡来。(中華帝国型位置付・・・麥金 金王 而 生 火王 而 死)


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