■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[叒]■■■
木系グループは独特な概念思考で形成されている。
分析思考と違ってそうそうできることではない。(例えば、"木"と"草/艸"の仕訳も未だに確定できていない。恣意的な定義とならざるを得ない。・・・苔以外の植物には、どの種でも"木"としか言えそうにないタイプが存在しているし。)

そういう意味で象徴的なのは、"叒"が、
"又"重疊としての系譜として位置付けられず、
  #076又🅱㊎🆂:手[象形 三指者 手之𠛱多略不過三] 
📖手類
     →非収録[双/㕛] …#117≪雔≫
      →#210
       →#505叕 📖四宁叕亞
木系グループとして収録されている点。
<日、初め東方の湯谷に出でて、登る所。榑桑(扶桑)こと叒木。>と、みなしたからこそ、この箇所に収録したことになる。当然ながら、"東"も、同一グループ所属になったのだろう。

甲骨/金文字体の見た目からだと、叒🅱㊎🆂は若🅱㊎🆂と類似。しかし、小篆は明らかに、艸冠の右文字。さらに、叒の異体らしき籀文に𠭚がある。見立ては厄介なのである。

ともあれ、「說文解字」では、小篆創成に当たって、見た目の字義とはかなり異なる字義が、かなりの割合で、設定されていると推定していることになろう。五行的な強引な理屈のハシリとでも云うべきか。

【巻六】
         🅱㊎🆂Tree
├┬┬┬┬─┬┬┬┐
││││ ││││
│林│││ ││││
│ 才││ ││││🅱㊎🆂艸木之初
│  │ ││││🅱㊎🆂
│   之 ││││🅱㊎🆂枝莖益大
│   ├┐││││
│   帀│││││    "inverted-之"(revolution)
│    出││││   🅱㊎🆂艸木益滋
│     𣎵│││   艸木盛𣎵𣎵然[象形]
│     │生││🅱㊎🆂艸木生出土上
│     │ 乇│   🅱㊎🆂"艸葉"向上根伸地下
│     └𠂹𠌶華𥝌稽巢桼
├───────┐│
束㯻囗員貝邑𨛜 ││
        【巻七】

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