■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[冄]■■■
「說文解字」の構成力は並外れており、各巻に題名はついていないものの、冒頭文字で頭に入る様にできている。巻九が特に優れている。
①一 ②小 ③㗊 ④𡕥 ⑤角 ⑥木 ⑦日 ⑧人
         ⑨𦣻
          ⑩馬 ⑪水 ⑫𠃉 ⑬糸 ⑭金
                    ⑮叙

この巻九だが、俯瞰的に眺めていないと、"長"の<跳び>配列があるので、えらくわかり難い。主脈は以下に示した6文字だが。
ヒトの頭グループから始まり、毛モノ系へ一気につながる。古代地場信仰の山や石、鬼が表に出ることは無い。
それと、巻一冒頭は老子的な雰囲気を感じさせるが、受け入れている訳ではないことがわかる。と言うか、ここらは解説書を書けるレベルまで研究したようだから、独自の見方を提起しているとして読んだ方がよさそう。
おそらく、呪とか易の根源には、髪髭に宿る動的霊感の世界があると踏んだのだろう。生命力とは、その"動"にこそあり、生みだすとか、成るの世界と考えたことになる。・・・「古事記」の宇宙創成観と似ている。

𦣻…象形 
📖頁𦣻首
面丏首𥄉
[面毛]
彡彣文  📖彡
[長髮猋猋]
后司卮卩印色𠨍辟勹包茍鬼甶厶嵬山屾屵广厂丸危石
long  📖長
├┬┐
勿││
│冄│…象形
│ 而[頰毛]…象毛之形 📖毛

豕─㣇彑豚豸𤉡易象

そうなると、どうしても"冄"に目が向く。一体、どういう文字なのだろうかと。よくわからない訳だが。📖老毛毳
#360:毛冄冄 hairy
しかし、異体字を参照すると、成程感。
  /冉㊎🆂…柔軟下垂の慢慢状の毛(or 枝) tender
[一説]edge of a turtle shell…"龜"文字字体には毛的存在(藻)は反映されていない。
  #476【龜/⻱】 📖龜
   🅱 🅱㊎🆂

INDEX   ------------------------------------------------------
「說文解字」検討  「爾雅」検討  📖古事記を読んで

 (C) 2026 RandDManagement.com  →HOME