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2010.6.22
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発泡酒のつまみ…

 神無月に廉価で旨いものというのは、厄介きわまる要求だ。
 しかも、オジサン向けの手抜き料理となると、かなり難しい。

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 現代版塩鯨として、養殖鯛を用いる話をしたが、それは冷酒用。
     → 「六月の鯛シャブはなかなかのもの 」 (2010年6月17日)

 せっかくだから、流行っている発泡酒用も考えてみようか。当然ながら廉価な料理。

 お勧めは、鰹のサク。解凍ものだけでなく、生でもとんでもなく安いことがある。冷凍モノはおそらく、南の方まで船で出ていって、初鰹を取りすぎたものだろう。地場でも、鰹が沢山あがることがあり、冷凍するほどではないということで、格安で流れるのではないか。

 お勧めは中華風刺身。
 要するに、中華風のタレをかけただけ。タレはもちろん簡単。「醤油+砂糖+酢+胡麻油+豆板醤」をお好きな配合で。
 但し、生姜・大蒜・胡麻・大葉・茗荷等を入れないこと。単なるこだわりで、味の問題ではないが。もし、これでは余りに手抜きで寂しいというなら、万能葱を山盛りにして、刺身の上に載せるか、胡瓜の薄切りを飾る手はある。たいした意味はない。

 次の一皿としては、レタスのオイスターソース炒めだろう。レタスの価格は変動するが、どういう訳か、時に大きな玉の安売りがある。どういう訳か、特売品の方が新鮮でよく育ったものだったりするから、これはお勧めである。
 中華料理なら、レタスを茹でたり、湯(スープ)を加えたりするものだが、そこは割愛して、簡単モードの料理でいこう。
 言うまでもないが、レタス以外の材料は入れないこと。失敗しかねないことは避けるべきである。
 重要なのは、手で葉をちぎることだけ。ピーナッツオイルがあれば、それを入れた鍋を熱して、レタスを入れるだけ。入れたら蓋をして、火を弱める。
 しばらくすれば、葉がグタッとするから、そうしたら炒める。最後にオイスターソースをかける。まともなソースなら、これだけで美味しい。
 ピーナッツオイルが無い時はサラダ油で。最初に、大蒜微塵切りを入れて香りがでてから、葉を入れるだけ。
 もちろん熱いうちに、すぐに頂く。

 もう一品は欲しいところだ。
 ピータンにしたいところだが、ここは茹で卵とザーサイでどうか。
 半熟卵がうまくできれば、結構美味しいものである。
 ただ、ザーサイはピンキリだし、高価なものが美味しいとも言い難いから、要注意である。あと、決め手は油ではないか。拙宅では石垣島ラー油を使っているが、こればかりは、好き好き。
 要するに、ザーサイ、葱、生姜を切り刻んで、醤油とラー油であえたものを、茹で卵に載せて食べるだけのこと。


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