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2005.11.8
 
 


2005年版富豪番付の変化…

 Financial Times が世界で政治経済力を発揮している富豪25人を発表(1)したので、2004年とどう変わったか見てみよう。
  → 「富豪番付に想う 」 (2004年12月7日)

 昨年同様、Bill Gates 氏が1位。2位がSteve Jobs 氏。もちろん、IntelのGordon Moore 氏、パソコンMichael Dell 氏もはいった。  そして新たに、SamsungのLee Kun-hee 氏が加わる。
 インドのAzim Premji 氏も残る。コールセンターは活況であるから当然だろう。
 IT関連では、eBayのPierre Omidyar 氏は残ったが、Amazonが去る。そして、GoogleのLarry Page 氏/Sergey Brin 氏が登場。流れは変わったのである。
 さらに、データベースの定番企業系が登場した。OracleのLarry Ellison 氏と、SAPのHasso Plattner 氏だ。

 IT・通信分野は、発展途上国内市場で力をふるって財をなす人も多い。もっとも、様々な業種を抱えており、IT・通信業と見るべきではないかもしれないが。お馴染みの顔ぶれである。
 タイ首相のThaksin Shinawatra 氏
 メキシコのCarlos Slim Helu 氏
 香港Li Ka-shing 氏(順位が下がった.)

 メディア業界も相変わらず。
 Rupert Murdoch 氏、Michael Bloomberg 氏、CNNのTed Turner 氏。伊のボス政治家Silvio Berlusconi 氏もここに該当しよう。
 テレビ番組ではJohn de Mol 氏が入った。

 金融も変わらずで、George Soros 氏とWarren Buffett 氏。
 しかし、サウジアラビアの富豪が消えた。

 異色組としては、家具IKEAのIngvar Kamprad 氏は残ったが、ダイヤモンドが消え、ブランドの雄LVMHのBernard Arnault 氏が登場。

 そして、米国の伝統的保守層の象徴である、米国の石油業者が消えた。米国の保守基盤を支える財閥Richard Mellon Scaife 氏は残ったが。
 同じ石油関係でも、ロシアの富豪が選ばれた。Roman Abramovich 氏である。

 尚、M&Aで一挙に伸びてきた“Man of Steel”のLakshmi Mittal 氏が選ばれた。
  → 「変貌する鉄鋼産業 」 (2005年8月30日)

 --- 参照 ---
(1) http://news.ft.com/cms/s/ae51b15c-3405-11da-adae-00000e2511c8.html


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